2024明治安田J1リーグ第27節、唯一の金曜日開催となった北海道コンサドーレ札幌VSサガン鳥栖の“裏天王山”が大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)で行われた。
3勝16敗7分で20位と最下位に沈む札幌と7勝16敗3分で19位に位置する鳥栖との対戦は、勝利すれば勝ち点6相当の重みがあるいわゆる“6ポイントゲーム”となる。
第26節終了時点で、J1残留圏17位ジュビロ磐田との勝ち点差が「12」である札幌にとって絶対に落とせない試合だ。
札幌は前節から先発メンバーが4名変更。DF髙尾瑠、DF岡村大八、MF駒井善成のほか、負傷したMF浅野雄也に代わってMFスパチョークが今節のスターティングメンバーに名前を連ねた。
試合は第17節東京ヴェルディ戦以来10試合ぶりに急遽先発となったスパチョークが前半だけで1ゴール1アシストと躍動し、札幌が3-0で前半を折り返す。後半も出足の良い守備で鳥栖にペースを握らせない展開だったが、名古屋グランパスから期限付き移籍中のMF久保藤次郎が投入されてから流れは一気に鳥栖に。
久保の得点などで一時1点差とされるも、7月末に獲得したFWアマドゥ・バカヨコがPKで加入後初得点を挙げるなど、計8得点の撃ち合いを制した札幌が3試合ぶりの白星を手にし、鳥栖との勝ち点差も「5」に縮めている。
一方の鳥栖は、8月9日に就任したばかりの木谷公亮監督体制で初黒星を喫しており、5試合未勝利と長いトンネルから抜け出せていない状況だ。
J1第27節:北海道コンサドーレ札幌VSサガン鳥栖(5-3)
【札幌・得点内訳】
- スパチョーク(前半10分)
- 駒井善成(前半11分、同16分)
- 鳥栖の原田亘によるオウンゴール(後半25分)
- アマドゥ・バカヨコ(後半44分)
【鳥栖・得点内訳】
- 福田晃斗(後半12分)
- 久保藤次郎(後半15分)
- 堺屋佳介(後半32分)
次節対戦
- 札幌(現20位)VSジュビロ磐田(現17位)8月25日19:00/ヤマハスタジアム
- 鳥栖(現19位)VSヴィッセル神戸(現5位)8月25日19:00/ノエビアスタジアム神戸
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