今夏移籍？日本代表・鈴木唯人が不満か「理解していない」と批判も

　ブレンビーIF所属の日本代表MF鈴木唯人は、今月11日開催のデンマーク1部リーグ戦でスタメン出場もノーゴール。ステップアップ移籍の可能性、MF堂安律擁するSCフライブルクなど複数クラブからの関心が取りざたされる中、試合中の振る舞いを巡り、現地で批判を浴びている。

　昨年8月に清水エスパルスからブレンビーへ完全移籍した鈴木。2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて26試合に出場して11ゴールをマークしていたが、今季はここまでリーグ戦全3試合に出場も1アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでゴールを奪ったとはいえ、まだ本調子とはいえない。

　そんな中で迎えたデンマーク1部リーグ第4節のオーフス戦でも結果を残せず。後半途中でピッチを後にしたが、交代時の振る舞いが指揮官の采配に対する不満と捉えられているという。

　デンマーク紙『Tipsbladet』によると、元デンマーク代表守護神であるイェスパー・クリスティアンセン氏は「鈴木は交代の際、頭を横に振っていた。交代させられる理由を理解していない」と指摘した上で、「彼のパフォーマンスは最悪」と酷評。チームが0-1と敗れただけに、「ブレンビーは何かを欠いている。（足りない要素として）鈴木もそのひとりだ」とバッサリ切り捨てている。

　そんな鈴木の去就を巡っては、『Tipsbladet』が先月末にフライブルクからのオファーを報道。しかし提示額が5000万デンマーク・クローネ（約11億1000万円）と、要求額の半分程度だっただけに、ブレンビーはこれを却下したという。

　それでも鈴木本人は移籍を望んでいる模様。インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月18日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、日本代表OBの内田篤人氏から「契約上、他クラブからオファーが届けば、いつでも移籍できるようにしているのか」などと、契約解除条項の有無を訊かれると、「ブレンビーとの契約について細かくは分からないけど、オファーがあればステップアップしたいというのは、みんな思っていることなので。色々な国でプレーできる選手になりたい」と移籍の可能性を示唆している。