パリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアン(STVV)の比較対象である日本代表GK鈴木彩艶は、今年夏にシント=トロイデンVV(STVV)からパルマへ完全移籍。元アビスパ福岡指揮官であるファビオ・ペッキア監督のもとで更なる成長が期待される中、現地では早くもレギュラー定着の可能性が報じられている。
マンチェスター・ユナイテッドなど複数クラブからの関心が報じられる中、先月15日にパルマと4年契約を結んだ鈴木。プレシーズンマッチで好セーブを連発しているほか、およそ70メートルのフィードが攻撃面の武器になると、現地で反響を呼んでいる。
パルマの専門サイト『パルマ・ライブ』は今月10日、同クラブのGK陣を特集。フィリッポ・リナルディがイタリア3部フェラルピサロへ移籍したことを紹介した上で、鈴木、レアンドロ・チチソラ、エドアルド・コルビの序列を予想している。
記事では「鈴木はパルマがSTVVに支払った高額な移籍金のおかげで、ポジション争いで優位に立っている」と、日本代表GKのスタメン起用が予想されているほか、「正確なフィードができる鈴木のクオリティーは、ペッキア監督が思い描く戦術にフィットする」と綴られている。
また同メディアは、鈴木のバックアッパーにチチソラを指名。「このアルゼンチン人GKは、足元の技術に優れている。必要に応じて準備を整える方法を知っており、鈴木を育成する経験豊富なGKとしての役割を果たせる」と評している。
なお『フォルツァ・パルマ』が10日に伝えたところによると、日本サッカー協会(JFA)ヨーロッパ支部の津村尚樹氏がパルマを訪問。同クラブのスポーツディレクターとユニフォーム交換をするなど、今年9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選での鈴木招集にむけて関係構築を図っているという。
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