かつて名古屋グランパス、大宮アルディージャに在籍していた元ポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクが、Jリーグのレベルについて持論を展開。キプロス1部アポロン・リマソールへ移籍する可能性が報じられる中、自身の去就についても語った。
名古屋在籍時、アジアサッカー連盟(AFC)からドーピング疑惑によるサッカー活動停止処分を科されたシュヴィルツォク。昨年2月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)で勝訴すると、名古屋からポーランド1部ザグウェンビェ・ルビンへ移籍したが、同年7月に大宮への移籍により、Jリーグ復帰を果たしていた。
ポーランドメディア『kanal sportowy』で今月9日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は「ポーランド1部ヴィジェフ・ウッチや韓国の大田ハナシチズンが、僕にかなり関心を寄せていたが、大宮のオファーが非常に魅力的だったんだ」と、大宮移籍に至るまでの過程を説明。Jリーグのレベルについて以下のように語ったという。
「日本は素晴らしい国だね。Jリーグのレベルに驚いたよ。欧州でプレーしていた時には、これほどレベルが高いとは思っていなかったけど、日本でプレーしてみてレベルの高さを実感した。(これまでプレーしてきたポーランド、ブルガリア、日本の中で)日本のサッカーに一番驚いたね。日本のファンはサッカーに対してとても情熱的だよ」
そんなシュヴィルツォクは自身の怪我や杉本健勇の活躍により出場機会を減らすと、今年6月末で契約満了により大宮を退団。フリーの身である中、今月はじめにはアポロンからのオファーが報じられているが、本人は「ポーランド国内外からオファーが届いている。ただ現時点では、国内に残るかまだ海外でプレーするか悩んでいる。(アポロンからのオファー報道について)キプロス方面からのコンタクトもあるし、否定はできない」と白紙を強調。Jリーグ再挑戦の可能性には言及していないとのことだ。
なおアポロンは過去にキプロス1部リーグを4度、国内カップ戦を9度制覇。直近数年間も上位争いを繰り広げていたが、2023/24シーズンは7位で終了。今年1月には元徳島ヴォルティス所属選手のFWムシャガ・バケンガを獲得したものの、わずか半年でインド1部パンジャーブFCへ放出している。
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