名古屋グランパスは今月9日夜、明治安田J1リーグ第25節・京都サンガ戦後の誹謗中傷に関して声明を発表。不甲斐ない戦いで下位に低迷しているだけに、ネット上では批判と誹謗中傷の線引きをはじめ、声明内容に対する疑問や不満の声が湧き起っている。
クラブの発表によると、今月7日の京都戦後に名古屋所属選手に対してSNS上で誹謗中傷のメッセージが寄せられているとのこと。「過度な投稿やメッセージについては警察への通報、法的措置を検討してまいります」とした上で、以下のように誹謗中傷を容認しない姿勢を打ち出している。
「いかなる理由であっても、誹謗中傷や悪意のある発言、敬意を欠いた行為は、名古屋グランパスが掲げる理念やグランパスファミリーステートメントに反するものであり、クラブとして決して容認しません」
「スポーツは、多くの人々の協力によって成り立っています。スポーツ文化を育むためには、それら全ての人々への敬意が欠かせません。この機会に、ご自身の言動を改めて見つめ直し、SNS上での思いやりある言動を改めて心がけてください。名古屋グランパスはリスペクトの気持ちを大切にし、これからもグランパスファミリーと共に戦い続けてまいります」
京都戦で退場者を出し、2-3と敗れた名古屋。6月以降はリーグ戦で1勝2分6敗と不振に喘いでいるほか、日本代表MF相馬勇紀は復帰直後に町田ゼルビアへ完全移籍。京都戦後にブーイングが湧き起こるなど、ファン・サポーターのフラストレーションは溜まるばかりだ。
それだけにクラブ公式Xアカウントには、「誹謗中傷の度合いが分からないけど、あんな負け方したらそりゃファンもブチギレよ」「誹謗中傷はダメだけど、今のチーム見ると正直言いたくなる気持ちも分かる」「真っ当な批判意見にはしっかり見てくれ」といった声が。ただ、それでも「良い対応だと思う」「クラブは選手を守るべき」とクラブの対応に賛同するファン・サポーターが見受けられるほか、「チームが変われば、誹謗中傷も批判もなくなると思う」といった意見も寄せられている。
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