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パリ五輪参戦・斉藤光毅の去就は?スパルタ退団確実で「すでにオファーも…」

斉藤光毅 写真:Getty Images

 横浜FC下部組織出身のFW斉藤光毅は、MF三戸舜介らとともにU23日本代表の一員としてパリ五輪に参戦。ロンメルSKからスパルタ・ロッテルダムへ期限付き移籍は今年6月末に満了となっているが、現地メディアが同選手の去就について報じている。

 斉藤は横浜FCから海外挑戦。2022年夏にロンメルSKからスパルタへ期限付き移籍すると、2022/23シーズンにオランダ1部リーグで7ゴール5アシストをマーク。2023/24シーズンも16試合のスタメン出場で3ゴール5アシストを挙げるなど、昨年10月にハムストリングの負傷により離脱したとはいえ、復帰後に左ウイングで再びレギュラーに定着していた。

 パリ五輪準々決勝敗退後も去就不透明とみられる斉藤だが、ベルギーメディア『Voetbal』は「スパルタは当初、斉藤の完全獲得に向っていたが、(ロンメルSKを経営する)シティ・フットボール・グループの高すぎる価格設定を受けて方針転換。今はFCフォレンダム所属FWビラル・ウルド・チクの獲得を狙っている。ヘラード・ネイカンプTD(テクニカルディレクター)もウルド・チクへの関心を認めている」とリポート。

 移籍先候補については「斉藤はPSVアイントホーフェンの獲得リストに加わった最新の選手だ。すでにオファーを提示しているが、移籍金は明らかになっていない。依然として日本人選手の動向を注視している」と綴っている。

 またスパルタの公式サイトでは、今月5日に「三戸舜介と斉藤光毅のオリンピックでの冒険は終わった」として、スペイン戦を詳報。記事では「三戸は今週中にロッテルダムへ戻り、今季開幕戦にむけて調整する」と綴られているが、斉藤の今後には触れていない。

 なお斉藤はパリ五輪でイスラエル戦をのぞく3試合でスタメン出場。パラグアイ戦では2アシストをマークしたが、2日開催の準々決勝スペイン戦では存在感を発揮できなかった。五輪後、同選手に興味を示すクラブが現れるのか注目が集まる。