日本代表・海外組 海外日本人選手

堂安律と板倉滉が一部日本人選手を斬る「甘い所に帰る」町田移籍の相馬勇紀は…

板倉滉(写真左)と堂安律(写真右) 写真:Getty Images

 日本代表MF堂安律(SCフライブルク)とDF板倉滉(ボルシアMG)が、Jリーガーの海外移籍を巡り持論を展開。一部選手に厳しい指摘をする一方、ポルトガル1部カーザ・ピアACを退団し、名古屋グランパスから町田ゼルビアへ完全移籍のMF相馬勇紀は、海外クラブの厳しい環境に言及している。

 堂安の公式YouTubeチャンネルでは、今月2日に板倉との対談動画が公開。オランダ1部フローニンゲン在籍時の思い出を振り返る中、板倉が「海外へ行けば、みんなが思っている以上に環境は良くない。今はブンデスリーガでプレーしてるから、すごく良い施設もあるけど、フローニンゲンは酷かった。ロッカーも狭いし」と述べると、堂安は以下のようなコメントを残している。

 「Jリーグ海外に行った時に日本の方が環境が良いと気付く。その時に、自分が成長するためじゃなくて他人からチヤホヤされたい選手は、それを受け入れられなくて甘いところに帰る。全選手がそうじゃないけど、中にはやっぱりそういう選手が多いと思う。(海外でプレーするに当たって)相当忍耐力はいる」

 Jリーグ復帰の日本人選手が相次ぐ中、海外挑戦の厳しさを指摘した堂安の私見に、板倉も「俺も海外に行って感じた。別にサッカー云々と かそういう問題じゃない。どうやってそこで戦って行くのか(ということが大事)」と頷いている。

 一方、板倉や堂安とともに森保ジャパンで戦っている相馬は、今年6月にポルトガル1部カーザ・ピアACを期限付き移籍期間満了により退団。一旦、名古屋グランパスへ復帰したが、先月下旬に町田ゼルビアへ完全移籍している。

 その相馬はインターネット動画配信サービス『DAZN』で先月4日放送開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演。カーザ・ピアでのプレーを振り返る中で「2部の時に使っていた小さめのスタジアムがあって、スタジアムの更衣室がロッカールームだった。スタジアムの横に建物があったので、そこがロッカールームだと思っていたら、ここだよと言われて、『あっ、ここなんだ…』と思った」と、劣悪な環境に衝撃を受けたことを明かしていた。