セリエA ユベントス

MFラビオ、ユベントスの契約延長はなしでフリー移籍へすでに複数クラブと接触

アドリアン・ラビオ 写真:Getty Images

 現在無所属となっているフランス代表MFアドリアン・ラビオ(29)が、ユベントス(イタリア1部)と再契約する可能性は低いようだ。

 パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)でプロキャリアをスタートさせたラビオは、2019年夏にフリートランスファーでユベントス入り。推進力のあるドリブルや高水準のキック精度を武器に今季もここまで負傷離脱がありながらも、セリエA31試合に出場して5ゴール3アシストを記録した。

 今夏にドイツで開催されたユーロ2024のフランス代表メンバーにも選出されていたラビオだが、ユベントスとの契約が6月末に終了したことから現在は無所属。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、ラビオはユベントスとの再契約をせずにフリーでこのまま退団するという。

 ユベントスはフランス代表MFの慰留に向けて、新契約のオファーを提示していたが、なにかおかしなことが起こらない限り、契約延長はない模様。また、同選手サイドはフリー移籍に向けて、クラブ名こそ明らかになっていないものの、複数クラブとすでに接触しているようだ。

 なお、ラビオの慰留に失敗したユベントスは新シーズンに向けてアストン・ビラ(イングランド1部)からブラジル代表MFドウグラス・ルイス、ニース(フランス1部)からフランス代表MFケフラン・テュラムをすでに補強。さらに、アタランタ(イタリア1部)でプレーするオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスの獲得にも動いているとされている。