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【ユーロ2024総括】大会成績、個人賞、最も熱かった試合から珍プレーまで

写真:Getty Images

ヨーロッパの24カ国の代表チームが参加し、日本時間6月15日から7月15日の約1ヶ月間にわたり繰り広げられたUEFA欧州選手権(ユーロ2024)。開催国ドイツの10会場にて全51試合が行われた。

多くの記録が生まれ、涙を流さずにはいられない敗退エピソードや、目も覚めるようなジャイアントキリングなど、実にいろいろなことがあった今大会。ここでは、大会成績、個人賞、最も熱かった試合から珍プレーまで、ユーロ2024を振り返ってみよう。


スペイン代表 写真:Getty Images

大会成績:ドイツを倒したスペインが制覇

優勝:スペイン

スペイン代表は結果にパフォーマンスの内容がともなっており、その成績に異議を唱えるものは、まずいないだろう。

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準優勝:イングランド

イングランド代表は、チームとしては苦労しながらも個々の能力は高く、2大会連続でファイナルに進出した。

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ベスト4:フランス、オランダ

準々決勝2試合は、いずれも自力に勝るチームが勝ち上がり、順当な結果だったといえるだろう。フランス代表は、鼻を骨折しマスクをまとったキャプテンのFWキリアン・ムバッペが注目された。オランダは、グループD3位通過と苦労しながらも、ノックアウトステージでは上位に進出した。

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ベスト8:ドイツ、ポルトガル、スイス、トルコ

スイス代表は、高い連携を武器にベスト8と躍進した。トルコ代表も今大会で大いに盛り上がった。

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イタリア代表 写真:Getty Images

ベスト16:前回王者イタリアが敗退

イタリア代表、デンマーク代表、スロバキア代表、ジョージア代表、ベルギー代表、スロベニア代表、ルーマニア代表、オーストリア代表が16強で姿を消した。

ラウンド16では、早くもFIFAランキング2位フランスと3位ベルギーが対戦し注目を集めた。ユーロ2020の王者イタリアが敗れる大波乱もあった。

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グループ・ステージ:8チームが敗退

24チーム中、ハンガリー代表、スコットランド代表、クロアチア代表、アルバニア代表、セルビア代表、ポーランド代表、ウクライナ代表、チェコ代表の8チームが敗退した。敗れ去ったチームはあまり注目されないが、ウクライナなどに目を向けるとやはり、そこには味わい深い物語があるものだ。

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トニ・クロース 写真:Getty Images

最も熱かった試合:スペイン対ドイツ(準々決勝)

優勝したスペインが、唯一延長戦に突入した試合だった。事実上の決勝戦だったといっても過言ではないだろう。開催国ドイツは実力もさることながら、ホストの意地もあり、スペインが最も苦戦した相手だった。ドイツのチーム力は充実していたが、無念にも8強で大会を去ることになった。

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奇しくも、この試合がドイツ代表MFトニ・クロース(レアル・マドリード)の現役最後の試合となった。

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名前Takuya Nagata
趣味:世界探訪、社会開発、モノづくり
好きなチーム:空想のチームや新種のスポーツが頭の中を駆け巡る。世界初のコンペティティブな混合フットボールPropulsive Football(PROBALL)を発表。

若干14歳で監督デビュー。ブラジルCFZ do Rioに留学し、日本有数のクラブの一員として欧州遠征。イングランドの大学の選手兼監督やスペインクラブのコーチ等を歴任。アカデミックな本から小説まで執筆するサッカー作家。必殺技は“捨て身”のカニばさみタックルで、ついたあだ名が「ナガタックル」。2010年W杯に向けて前線からのプレスを完成させようとしていた日本代表に対して「守備を厚くすべき」と論陣を張る。南アでフタを開けると岡田ジャパンは本職がMFの本田圭佑をワントップにすげて守りを固める戦術の大転換でベスト16に進出し、予言が的中。

宇宙カルチャー&エンターテインメント『The Space-Timer 0』、アートナレッジハブ『The Minimalist』等を企画。ラグビーもプレーし広くフットボールを比較研究。

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