明治安田J2リーグ首位の清水エスパルスは、ブラジル2部サントスからブラジル人MFノナトの獲得を見送ったと報じられる中、現在サントスから期限付き移籍中のブラジル人FWルーカス・ブラガを完全獲得するという。
ルーカスは今年1月末にサントスから清水へ期限付き移籍。今季ここまでリーグ戦19試合のスタメン出場で6ゴールをマークするなど、攻撃時の中心選手として活躍。今月14日に行われた第24節大分トリニータ戦でも先制ゴールを奪い、チームの勝利に貢献している。
同選手の去就を巡っては、ブラジルメディア『Centraldavila』が今年6月中旬にメキシコ1部クルブ・ネカクサとケレタロからの関心を伝えていたが、『Bola Vip』は今月15日に「ルーカスがサントスへ復帰することはない。サントスは今後数週間のうちに、完全移籍による放出で多額の収益が得られると考えている」とリポート。メキシコ国内複数クラブからの関心を伝えた上で、「清水は買い取りオプションを行使するつもりだ」と買い取りオプション行使の可能性を報じている。
また『Bola Vip』によると、ルーカスの期限付き移籍期間は今年12月までであり、両クラブの契約には200万ドル(約3億1000万円)で同選手の保有権の50%取得という買い取りオプションが付いている模様。清水がJ1昇格争いを演じていることもあり、同クラブへ完全移籍の可能性は高いとみられる。
なお『Centraldavila』は、サントスが今夏の補強に必要な資金の確保を目指していることを紹介。今年6月時点で「ルーカスの完全移籍による放出は人件費の削減につながり、移籍ウィンドウにおける自由度が高まる。さらなる給与削減と新戦力獲得のための財源確保を目指しており、7月10日に開く移籍ウィンドウで可能な限り多くの交渉をすることに意欲的だ」と綴るなど、サントスが清水にルーカスの早期完全獲得を促している可能性を伝えていた。
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