Jリーグ 横浜F・マリノス

トーゴ代表アジアンベ、横浜FM移籍報道の裏側「代理人によると…」

横浜F・マリノスの旗 写真:Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ準優勝の一方、明治安田J1リーグで13位と苦しんでいる横浜F・マリノス。UAE1部アル・ナスルからトーゴ代表MFコジョ・アジアンベを獲得すると一部で報じられているが、先月末の時点でほぼ同選手の獲得に迫っていた可能性があるという。

 現在20歳のアジアンベは、右利きでボランチのみなず攻撃的MFとしてもプレー可能なタレント。アル・ナスルの下部組織出身であり、昨年9月にはウクライナ1部ゾリャへ期限付き移籍。2023/24シーズンはウクライナ1部リーグで6試合のスタメン出場にとどまり、今年6月をもって退団していた。

 ゾリャでは出場機会を得られなかったアジアンベだが、代表チームではすでに主力選手として活躍。昨年6月にトーゴA代表デビューを飾ると、アフリカネイションズカップ予選やFIFAワールドカップ北中米大会アフリカ予選でプレー。先月開催のW杯予選でも2試合ともスタメンに名を連ねていた。

 そんなアジアンベの去就を巡っては、『トーゴ・フット』が先月28日にウクライナメディア『Sport』の報道内容を引用する形で、「アジアンベはゾリャに残留しない。代理人によると、彼はジローナ、パレルモ、トロワ、横浜FMなどシティ・グループに属するいずれかのクラブへ移籍することになるという。ゾリャ残留が想定されていただけに、このニュースは驚きだ」とリポート。先月末の時点で次の移籍先がほぼ決まっていた可能性があるという。

 なお、横浜FMにはDFエドゥアルド、MFナム・テヒ、FWエウベル、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウスと外国籍選手が5名在籍。このうちアンデルソン・ロペスに関しては、ブラジルメディア『PLブラジル』が先月7日に「カタールからオファーが届いている。横浜FMは選手サイドと契約延長の可能性について話し合っている」と報じていた。