
ポルトガル1部FCポルトを2023/24シーズン限りで退団したDFペペは、ポルトガル代表の一員としてUEFA欧州選手権(ユーロ2024)に参戦。同国代表は今月6日開催の準々決勝フランス戦で敗れたが、代表引退や現役続行の可能性など、ペペの今後に注目が集まっている。
現在41歳のペペは、4度のFIFAワールドカップ出場、5度のユーロ参戦という実績の持ち主。レアル・マドリードで約10年間プレーして、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグをそれぞれ3度ずつ制したほか、2019年のポルト復帰以降も経験豊富なベテラン選手として存在感を発揮。2023/24シーズンもリーグ戦22試合でプレーしていたが、契約満了による退団が決まっている。
そんな中、ユーロ2024の舞台ではFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)とともに共闘。グループステージ初戦から同大会の最年長出場・勝利記録を塗り替えて注目を浴びていたが、準々決勝でFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)擁するフランス代表に敗れて大会を後にした。
ペペの去就を巡っては、ブラジルメディア『Somos Fanaticos』がブラジル1部SCインテルナシオナル移籍の可能性を報じたものの、同国メディア『バンド』は「彼はブラジルに来ない。中東へ向かうかもしれない。ユーロを最後に現役を退く可能性もある」とリポート。一部では欧州、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)、それにJリーグなどアジア行きの可能性も取りざたされている。
また、移籍市場に精通しているイタリア人ジャーナリストのルディ・ガレッティ氏は、6日に「ペペの代理人とサウジアラビアサッカー関係者が交渉している」とリポート。高額年俸がポルト退団の主な原因であるだけに、中東移籍の可能性が考えられるところだが、本人は現時点で自身の去就について決断を下していないとみられる。
元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、FWフェルナンド・トーレスなどの参戦で世間の興味を引いたJリーグ。欧州で活躍していた大物選手の来日が実現するのか注目が集まる。
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