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京都の補強ポイントに合致?ルーカスにJリーグ移籍浮上「オファー届いた」

ルーカス・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 ブラジル1部クルゼイロ所属DFルーカス・オリヴェイラに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。2023/24シーズンに期限付き移籍先のレアル・バリャドリードでラ・リーガ昇格に貢献しただけに、注目が集まっている。

 現在28歳の同選手は、身長187cmで右利きのセンターバック。アトレチコ・ゴイアニエンセなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩くと、今年2月にクルゼイロからバリャドリードへ期限付き移籍。スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場したが、4月以降は守備的ミッドフィルダーとしてプレー。シーズン終盤の切り札として、ラ・リーガ復帰の原動力となったが、先月末での期限付き移籍期間満了により退団している。

 先月末にブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマからの関心が報じられたルーカスだが、ブラジルメディア『Radio Itatiaia』は今月4日に「日本から半年レンタルでの獲得オファーが届いた」とリポート。これによると、同選手がクルゼイロとの契約を2025年12月まで残す中、クラブ間交渉は順調に進んでいるとのこと。クルゼイロの会長は4日の会見で「(ルーカスの去就について)クラブ内部で取り組んできたことだ」と語りつつも、「決まり次第発表する」と交渉の進捗状況など具体的な言及は避けたという。

 センターバックが補強ポイントであるJ1所属クラブには、京都サンガが該当するかもしれない。京都はJ1第21節終了時点でJ2降格圏の18位に低迷。チーム全体の失点数は「36」と、リーグ2番目の多さである。

 また先月には、元U17ブラジル代表のセンターバックであるブラジル1部ECジュベントゥージ所属DFゼ・マルコス獲得合意の可能性がブラジル国内で報じられたものの、日本の一部メディアは「京都はマルコス獲得を断念」と伝えている。 J1残留に向けてセンターバックの獲得に動いているだけに、ルーカスにターゲットを切り替えた可能性も考えられる。