今月12日開催の天皇杯2回戦・町田ゼルビア対筑波大学では、MF安井拓也やDFチャン・ミンギュなど町田所属選手の相次ぐ負傷退場で話題に。黒田剛監督のラフプレー、マナー批判コメントを巡り議論が白熱する中、いわてグルージャ盛岡所属の元日本代表DF西大伍が私見を述べている。
この一戦は、前半キックオフ直後の町田所属DF高橋大悟によるアフター気味のチャージをきっかけに、球際での激しい攻防が激しさを増す。プレー強度の高さを武器とする町田だが、チャン・ミンギュ、安井、MFナ・サンホ、FWミッチェル・デュークが負傷。試合後、黒田監督は筑波大にレイトタックルがあったと主張すると同時に「ほとんどジャッジされなかった」と判定を非難。一部の相手選手に「非常にマナーが悪い」と苦言を呈すると、批判の対象は小井土正亮監督の指導法にも及んでいる。
依然として黒田監督の発言内容や一部のラフプレー、町田のプレースタイル等を巡り様々な意見が飛び交う中、西は今月18日のYouTubeライブ配信で町田対筑波大の一戦に言及。「町田はフィジカルで激しめのプレーをするスタイルだし、そういう厳しさで相手のリズムを出させない部分もある」と、町田のプレースタイルを解説した上で、以下のように町田所属選手の相次ぐ負傷に対する感想を述べた。
「筑波大のプレーによって怪我したけど、別にそこまで怪我をさせにというわけでもなかったと思う。あのような試合展開になっている以上、今までそんなに怪我人が出なかったけど、1試合で怪我人がまとめて出てしまったので、あのような感じになっているかもしれない。普通だなと思って試合を見ていた」
「筑波大は頑張っていた。実際、僕が対戦相手として出ていたら、ちょっとこいつは生気だなと思っていたかもしれない。喧嘩するとかはない」と、ジャイアントキリングを達成した学生チームへの称賛も忘れなかった西。筑波大の所属選手に対する誹謗中傷メッセージも見受けられる中、終始客観的な視点で分析している。
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