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FC東京・木本恭生が顔面骨折…広島ドウグラスの肘打ち物議「レアンドロみたい」

木本恭生 写真:Getty Images

 FC東京所属DF木本恭生は、今月5日に行われたYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第1戦で負傷退場。9日に第2戦を控える中、同選手に対するサンフレッチェ広島所属FWドウグラス・ヴィエイラの肘打ち行為への批判が相次いでいるほか、誹謗中傷メッセージも見受けられる。

 問題視されているのは、1-2とFC東京ビハインドで迎えた80分のシーン。両選手はセンターサークル付近でロングボールをめがけて競り合った際、ドウグラスの左肘が木本の顔面に直撃したのだ。主審はFC東京にフリーキックを与えるとともに、ドウグラスにイエローカードを提示。木本は競り合いの後、ピッチ上でうずくまっていたが、チームドクターによる治療を受けた後に立ち上がった。

 このシーンは、衛星放送サービス『スカパー!』の中継動画が一部切り取られる形で、X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。FC東京が7日、木本が鼻骨骨折、顔面骨骨折と診断され、手術を受けることを公式発表しただけに、「なぜレッドカードじゃないのか」「これはラフプレーだし、かなり悪質」「レアンドロみたいな肘打ち」といった声が。

 一部のファン・サポーターが「FC東京にいたレアンドロが試合後に調査されて出場停止となったから、この件についても調査してほしい」「追加で何かしらの処分をすべき」などと、関係各所にドウグラスに対する処分を求める一方、同選手に対する誹謗中傷メッセージも。木本とドウグラスの競り合いに関する議論が白熱している。

 Jリーグ公式戦における肘打ち行為と言えば、かつて鹿島アントラーズやFC東京に在籍していたブラジル人FWレアンドロが記憶に新しい。同選手は2021年9月に行われたJ1第32節の名古屋グランパス戦で、DF中谷進之介(現ガンバ大阪)の顔面に自身の右肘をぶつけたことで話題に。2020シーズンにも同様のラフプレーで2度処分を受けていただけに、クラブの独自制裁も含めて5試合の出場停止処分を科されていた。