『週刊新潮』のニュースサイト『デイリー新潮』で性加害疑惑が報じられたスタッド・ランス所属FW伊東純也。今月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選(対ミャンマー、シリア)でも日本代表に招集されなかった一方、2023/24シーズンのリーグアン(フランス1部)でFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)と肩を並べるほどの好成績を残した模様。所属クラブで活躍しているだけに、代表選外に対する疑問や不満の声や止まない。
伊東は2022年夏にベルギー1部KRCヘンクからランスへ完全移籍すると、加入1年目からレギュラーに定着。今季は日本代表FW中村敬斗とともに、ランスの攻撃陣を支えた。ただ一方で、AFCアジアカップ開催期間中の今年1月31日に性加害疑惑が報じられると、準々決勝イラン戦直前に代表チームを途中離脱。日本サッカー協会(JFA)や森保一監督による招集可否の判断に、ファン・サポーターから賛否両論含めて様々な意見が挙がっている。
フランスメディア『Ouest france』が今月3日に公表したデータによると、伊東は今季のリーグアン31試合出場で7アシストをマークしているが、アシストランキングでリーグ5位タイに。1試合平均のアシスト数は0.23であり、30試合以上プレーした選手の中では4位にランクイン。パリ・サンジェルマンでプレーしていたエムバペは、29試合出場で7アシスト、1試合平均のアシスト数は0.24だ。
今月のミャンマー戦、シリア戦2試合で伊東を代表に招集しなかったことについて、森保監督は代表メンバー発表会見で「私の知っている限りでは」と前置きした上で「3月から状況は変わらない。彼のために今回も招集しなかった」と説明した。しかし、この発言に対しては「何をもって守るのか分からない」「伊東純也は代表チームでプレーすることを望んでいるのでは?」などと反対意見も挙がっている。
なお、ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は30試合出場で6アシストをマーク。アシストランキングで8位タイと、伊東と同じくリーグ屈指のアタッカーとして好成績を残している。
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