かつてベガルタ仙台やヴァンフォーレ甲府でプレーしていたMF道渕諒平が、ベガルタ応援番組「VAMOS! VEGALTA!!」に出演した件で、仙台シティエフエム(ラジオ3)が同番組の放送を休止。道渕が仙台在籍時に傷害容疑で逮捕されていただけに、同選手の番組出演に批判が相次いでいた。
仙台シティエフエムは今月3日に「放送番組のお詫びとご報告」と題した声明を発表。「この度は5月31日(金)20時より放送いたいました番組『VAMOS! VEGALTA!!』、またその際の告知動画におきまして、不快な思いをされた皆様に、心より深くお詫び申し上げます」と視聴者に謝罪している。
また、『VAMOS! VEGALTA!!』の今後については「頂きましたご意見や、諸般の事情を鑑み、該当の番組におきましては、今週より、放送を休止とさせていただきます。今回の件を真摯に受け止め、今後の番組制作に努めて参ります」と放送休止を発表。「この度は不快な思いをされた皆様をはじめ、多くの皆様にご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」としているが、これには「放送休止は賢明な判断」「別タイトルでベガルタの応援番組を作るべき」「蛍の光」「二度と表に出さないで」といったコメントが寄せられている。
道渕は甲府で迎えたプロ1年目の2017年7月に暴行容疑で逮捕。2019年に仙台へ移籍したが、仙台在籍時の2020年9月にも一部週刊誌で報じられた交際相手への傷害容疑により再び逮捕されると、翌月に解雇された。また2021年2月には韓国2部・忠南牙山FCに加入も、市民団体からの反対もありわずか3カ月で退団。セルビア1部FKラドニチュキ・ニシュ、マレーシア1部クランタンFCを経て、昨年7月からマルタ1部バルザンFCでプレー。2023/24シーズンは国内リーグ戦23試合の出場で1ゴール3アシストをマークしたほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグの予選でも4試合に出場していた。
日本で2度の逮捕歴を持つ道渕。海外でプロサッカー選手としてのキャリアを続けているものの、日本では犯罪者として厳しい目を向けられている。それだけに、一部のファン・サポーターは番組出演にゴーサインを出した理由を問いただしている。
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