Jリーグ

【J1リーグ2024】第10節ベストイレブン。連敗脱した京都から2名選出

高宇洋 写真:Getty Images

MF:高宇洋(FC東京)

第4節以降はスタメン出場を続けている今季のFC東京における新戦力の1人MF高宇洋。第10節のアルビレックス新潟とのゲームでもスタートからピッチに立ち、古巣を相手に存在感を放った(3-1)。敵陣深くまで飛び出していくなど、広範囲に顔を出して攻守に貢献。背後を突く浮き球のパスで3点目の起点になるなど、終盤に交代するまで役割を全うしチームに3試合ぶりの勝利をもたらす原動力となった。


安居海渡 写真:Getty Images

MF:安居海渡(浦和レッズ)

直近2連敗中の浦和レッズは、第10節で名古屋グランパスと対戦。終盤にゴールを許したものの、2-1と接戦を制して第7節サガン鳥栖戦以来3試合ぶりとなる勝利で今季4勝目を挙げた。この試合、今季初先発を果たしたMF安居海渡は自身の今季初ゴールを挙げる活躍で起用に応えた。前半も半ばを過ぎた時間帯、エリア内でこぼれ球に反応すると相手GKも距離を詰めてくる中で冷静にボールを流し込み先制点をマーク。均衡を破るゴールでチームの勝利に貢献した。


青木亮太 写真:Getty Images

MF:青木亮太(北海道コンサドーレ札幌)

今季まだわずか1勝と苦しむ北海道コンサドーレ札幌は、第10節で同じく下位に苦しむ湘南ベルマーレと対戦。3点のリードを奪うも守り切れず、後半アディショナルタイムに同点とされ3試合連続の引き分けに終わっている(3-3)。結果的には勝ち点2を失う形となった札幌だが、今季まだ複数得点を挙げられていなかったチームにおいてMF青木亮太が2ゴールと気を吐いたことは大きい。前半に青木はこぼれ球を冷静なトラップからのシュートで先制点を挙げると、後半にはミドルシュートで3点目をもたらした。自身を勢いづかせるゴールで、次節以降はチームを勝利に導けるか注目だ。


仲間隼人 写真:Getty Images

MF:仲間隼人(鹿島アントラーズ)

前節で逆転負けを喫した鹿島アントラーズは、第10節でガンバ大阪と対戦。2-1と途中追いつかれながらも勝ち越し、開幕戦以来となるアウェーでの勝ち点3を手にした。今節、3試合ぶりにスタメン出場を果たしたMF仲間隼人の活躍が光った。絶妙なタイミングで背後への抜け出しから先制点を挙げると、後半にはクロスで勝ち越しゴールにも絡んだ。久々のスタメン出場で起用に応えた仲間。次節以降もスタートから見せ場を作れるか注目だ。


原大智 写真:Getty Images

FW:原大智(京都サンガ)

昨季の王者ヴィッセル神戸を相手に、7試合ぶりとなる勝利を挙げた第10節の京都サンガ。1-0と接戦をものにした今節、唯一のゴールを奪ったのがFW原大智だ。エリア内で冷静に相手を剥がしてのシュートなどチャンスで存在感を見せた原は、後半コーナーキックから豪快なヘディングでネットを揺らし先制点をマーク。そのほか前線でのキープ力も見せつけるなど、終始攻撃を牽引する働きで勝利に貢献した。


レオ・セアラ 写真:Getty Images

FW:レオ・セアラ(セレッソ大阪)

ACL決勝進出を決めたばかりの横浜F・マリノスをホームに迎えた第10節のセレッソ大阪。2度のビハインドも追いつく粘り強さを見せ、貴重な勝ち点1を手にしている。直近4試合連続でゴールを挙げているFWレオ・セアラは、古巣相手にも圧巻の存在感を見せた。PK失敗こそあったものの前半アディショナルタイムに得点すると、後半にもフリーキックを頭で合わせてこの日2点目をマーク。勝利とはならなかったが、この勝ち点1でチームは再び首位に返り咲くことに成功。自身もこれで5試合連続ゴールとさらに勢いづくであろう活躍を見せた。

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名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
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