徳島ヴォルティスは13日開催のYBCルヴァンカップ1回戦で、AC長野パルセイロに1-5で敗北。明治安田J2リーグでも開幕3連敗を喫し、吉田達磨監督解任論が湧き起こる中、MF西谷和希のSNS投稿が「監督批判にも取られかねない」と、ファン・サポーターの間で話題になっている。
昨季途中までリカルド・ロドリゲス、ダニエル・ポヤトス(現ガンバ大阪監督)、ベニャート・ラバインと、スペイン人監督のもとでポゼッションサッカーを培ってきた徳島。しかし昨年8月にラバイン氏から吉田氏への監督交代により、日本人路線に切り替えていた。
その吉田監督のもとで迎えた今季は、J2開幕節でヴァンフォーレ甲府に1-5で敗れると、第3節ブラウブリッツ秋田戦まで全敗。秋田戦では、選手に対して試合途中で「全部蹴れ」と指示を出したことが議論の対象となっていた。
長野戦でも前半から失点を重ねた徳島。ネット上で「吉田監督解任待ったなし」「吉田監督と選手の関係が気になる」といった声が挙がる中、西谷は14日にインスタグラムを更新。ストーリーズで以下のようなコメントを残している。
「いつも僕達に最高の後押しをしていただき本当にありがとうございます。ヴォルティス本来のスタイルを取り戻すことが勝つための道しるべになります。ヴォルティスのスタイルこそが最高で最強です。自信を持って堂々と言えます。必ず取り戻します。そのためにも自分のできることを全力でやり続けます」
「これからも一緒に闘ってください」とファン・サポーターに呼びかけも忘れなかった西谷。ネット上で「西谷選手を支持します!」「西谷、よく言ってくれた!」というメッセージがある一方、「取り戻すという言葉が、明らかに監督批判になる」「西谷のコメントは監督批判にも取られかねない選手としてはギリギリのコメント」「懲罰あるかも…」と、同選手の今後を心配する声も挙がっている。
今月16日開催のJ2第4節・水戸ホーリーホック戦を控えている徳島。プレースタイルの方向性を巡り、吉田監督と一部選手の間で溝が生まれているかもしれない。
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