Jリーグ

エースは俺だ!J1全クラブの2024シーズン点取り屋事情その3

サンフレッチェ広島 FW大橋祐紀(湘南ベルマーレ所属時)写真:Getty Images

サンフレッチェ広島

2023シーズン3位と上位争いを演じたサンフレッチェ広島。しかし得点数はさほど伸びず、より上位に進出するには得点力向上は欠かせない。そこで湘南ベルマーレから、昨季13得点を挙げたFW大橋祐紀を獲得。スピードとシュート精度の高さに加えて前線からの守備とポストプレーも優れ、広島でも点取り屋として君臨する可能性が高い。

昨季8得点のFWドウグラス・ヴィエイラや、夏の移籍市場で加入し5得点のFW加藤陸次樹、ともに4得点のFW満田誠やFWピエロス・ソティリウ、MFマルコス・ジュニオールなど豊富な人材がおり、2シャドーを含め争いは激しい。


アビスパ福岡 FWナッシム・ベン・カリファ(サンフレッチェ広島所属時)写真:Getty Images

アビスパ福岡

昨季のルヴァン杯王者アビスパ福岡は攻撃陣が多く入れ替わった。1トップ2シャドーの最前線に入る可能性が高いのは、サンフレッチェ広島から加入したFWナッシム・ベン・カリファ。広島時代は2シーズン合計7得点と得点数こそ限られるが、献身性と起点を作る能力は抜群。

また、昨季スーパーサブとして3得点を挙げたFWウェリントンもおり、昨季4得点を挙げながら9月に前十字靱帯損傷と左膝外側半月板損傷で全治8カ月と診断されたFW佐藤凌我はすでに一部の練習に復帰している。シャドーの位置には抜群のテクニックを持つMF紺野和也がおり、昨季の5得点を超えるゴール数が期待される。


サガン鳥栖 FW富樫敬真 写真:Getty Images

サガン鳥栖

サガン鳥栖の前線は、既存の選手と新加入選手による激しい競争となりそうだ。既存の選手では5得点で空中戦の強さと味方を使う意識が高いFW富樫敬真や2得点のFW河田篤秀。新加入選手ではFC今治から新加入のFWヴィニシウス・アラウージョや横浜FCから新加入のFWマルセロ・ヒアンらがポジションを争う。

ヴィニシウスはモンテディオ山形に所属していたJ2の2020~2021シーズンに2年連続14得点の経験があり、J1でも楽しみな選手。また、昨季のチーム得点王10得点のMF長沼洋一には、今季もゴール前に侵入してのヘディングやミドルシュートでの得点に期待したい。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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