
FC東京
毎年のように積極補強を敢行するFC東京だが、2018シーズン以降エースは不変。Jリーグで5度の二桁得点を記録しているFWディエゴ・オリヴェイラが君臨している。ペナルティエリア内での上手さや強さは抜群で、独特の間合いでGKのタイミングを外すPKも魅力。
今季は北海道コンサドーレ札幌からスピードとゴール前での落ち着きを持つFW小柏剛、2021シーズンに鹿島アントラーズで10得点を挙げたMF荒木遼太郎らを加え、併用ができればチーム全体にプラスの作用がありそうだ。2019シーズンのJ1得点王にしてMVP、右ウイングの位置から得点を目指すFW仲川輝人も量産体制に入る可能性がある存在。

東京ヴェルディ
J2昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1昇格を掴んだ東京ヴェルディ。チームの総合力で勝ち抜いてきており明確なエースは不在。最有力候補は、夏に期限付き移籍で加わり18試合6得点を挙げたFW染野唯月か。
昇格プレーオフ決勝では劇的なPKを奪取し、自ら同点弾を決めて立役者の1人となった。ルーキーイヤーながら3得点を挙げたFW山田剛綺、ガンバ大阪から期限付き移籍で加わり左サイドからのカットインを得意とするFW山見大登など、若い選手が多いだけに小さなきっかけで急成長を遂げる選手が現れても不思議ではない。

町田ゼルビア
クラブ初のJ1昇格を達成した町田ゼルビアには、多様なFWが在籍。昨年8月に左膝前十字靭帯断裂・外側半月板損傷・内側側副靱帯損傷で全治8か月の大怪我を負ったものの18得点を挙げチーム内得点王にしてJ2リーグMVPとなったFWエリキ、空中戦の強さでポストプレーをこなしながら10得点を挙げたFWミッチェル・デューク、途中出場が多いなかで8得点のFW藤尾翔太、K1リーグ1で12得点を挙げ2019シーズン以来の来日を果たした韓国代表FWナ・サンホなど競争は激しい。
それぞれお互いを活かす意識を持ちながら自らの得点も渇望しており、クラブ初のJ1で誰がエースとなるのか注目したい。
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