VfLボーフム所属の日本代表FW浅野拓磨は、今月10日開催のブンデスリーガ(ドイツ1部)第21節アイントラハト・フランクフルト戦でスタメン出場。チャンスを逃してチームも引き分けに終わっただけに、トーマス・レッチェ監督は試合結果に満足していないようだ。
浅野は今季ここまでブンデスリーガで5ゴールと、チーム内得点王。前線の主力選手として活躍しているが、アジアカップ参戦のために一時離脱。そのアジアカップではFW上田綺世(フェイエノールト)が全5試合出場で4ゴールと結果を残す中、3試合の出場で無得点に終わった。
アジアカップ準々決勝敗退により、今月はじめにボーフムへ再合流した浅野。フランクフルト戦では71分間プレーしたが、59分に迎えた絶好のチャンスでシュートを枠に収められず。4本のシュートを放ったものの、ゴールネットを揺らすことができなかった。
ドイツ紙『ビルト』によると、レッチェ監督はフランクフルト戦を1-1で終えた後のインタビューで「フランクフルトのプレッシャーを凌げたのは、確かに運もあった。とはいえ、最終的にはもっと良い結果を残せたはず。だからこの勝ち点1は、今はあまり良い気分ではない」と語るなど、攻撃陣がチャンスを逃したことにより勝ち点2を落としたと感じている模様。
同紙は指揮官のコメントを受けて、日本代表FWが決定機を逃したことをクローズアップ。「浅野はアジアカップの悔しさを晴らしたかっただろう。ボーフムに勝利をもたらしたかったが何も生まれなかった。チーム内得点ランキングでトップということは、彼にとってわずかな慰めにしかならない」と綴っている。
なおボーフムはフランクフルト戦での引き分けにより、引き分け数がリーグ最多に。4勝10分7敗で、2部自動降格圏の17位マインツから勝ち点10差の14位に沈んでいる。
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