ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、AFCアジアカップに臨む日本代表メンバーから落選を受けて、チームに再合流。DF板倉滉所属ボルシアMGをはじめブンデスリーガ(ドイツ1部)複数クラブからの関心が報じられる中、現地メディアが田中の活躍を予想している。
田中は昨季終了後、デュッセルドルフ幹部に移籍を直訴も残留。昨年9月にレギュラーから控えに降格も、10月21日の第10節カイザースラウテルン戦から2試合つづけてゴールを挙げるなど、結果を残してレギュラーを奪還。リーグ戦11試合のスタメン出場で4ゴールと、結果を残して昨年末に日本代表の活動に合流。1月1日の国際親善試合タイ戦でも先制ゴールを決めたが、アジアカップ参戦とはならなかった。
デュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残す田中について、『フースバル』など複数のドイツメディアがVfBシュツットガルト、ボルシアMG、SCフライブルク、アイントラハト・フランクフルトの関心を報道。今冬残留との見方もあり、依然として去就不透明だ。
そんな中、ドイツ誌『ビルト』は今週末のドイツ2部リーグ再開を前に、デュッセルドルフ所属選手の現状を分析。田中について「アジアカップの日本代表メンバーから落選した中、調子を上げて戻ってきた。彼はシーズン後半戦のスタートダッシュに意欲的であり、今冬移籍を目的にもう一度自分をアピールしたいようだ」と、移籍の可能性に触れている。
なおデュッセルドルフは今季ここまでリーグ戦17試合を終えて9勝3分5敗。1部自動昇格圏の2位ザンクトパウリから勝ち点3差の4位につけているだけに、一部から「田中はデュッセルドルフを昇格させるための努力をすべき」「デュッセルドルフを昇格させた方が、他クラブからの評価も高まるのでは?」などの厳しい声が挙がっている。
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