ラ・リーガ バルセロナ

中盤強化目指すバルセロナ、今季絶好調のジローナ司令塔に熱視線か

アレイクス・ガルシア 写真:Getty Images

 バルセロナが、ジローナに所属するスペイン代表MFアレイクス・ガルシア(26)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『スポルト』が伝えた。

 ラ・リーガで連覇を目指しているバルセロナだが、18試合終了時点で首位のレアル・マドリードとは7ポイント差の4位に位置。巻き返しを目指す後半戦に向けてアトレチコ・パラナエンセからブラジル代表FWビトール・ロケを獲得したが、チームを完成させるために中盤の強化を目指しているという。

 そのなかで、シャビ・エルナンデス監督は好調のジローナで主力としてプレーするガルシアを高く評価しているという。ロケの基本移籍金としてすでに3000万ユーロ(約46億7000万円)を支払ったバルセロナは、ガルシアに設定されている契約解除金の2000万ユーロ(約31億1000万円)を支払う余裕はほとんどないようだ。

 そのため、獲得方法を模索しているバルセロナは今夏にジローナから獲得したスペイン人MFオリオール・ロメウやU-21スペイン代表MFパブロ・トーレの譲渡を検討しているとのこと。ただ、後者に関してはジローナにすでにレンタルしているものの、バルセロナはいかなる買取オプションもつけていないことからより複雑なようだ。

 ビジャレアルでプロキャリアをスタートさせたガルシアは、マンチェスター・シティなど複数クラブを渡り歩いて2021年7月にジローナへ2度目の加入。視野の広さと高いキック精度を生かしたチャンスメイク能力と鋭いボールダッシュを武器に今季のラ・リーガ18試合で3ゴール4アシストの数字を残しており、11月中旬にはスペイン代表デビューを果たしている。