2023シーズンも鹿島アントラーズの絶対的ストライカーとして活躍した鈴木優磨。先日には浦和レッズ所属DFマリウス・ホイブラーテンやDFアレクサンダー・ショルツの守備力を称賛していたが、ここにきて鈴木の浦和移籍を予想する声がネット上で沸き起こっている。
鹿島の下部組織出身である鈴木は、2018年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)をはじめ鹿島のタイトル獲得に貢献。2019年夏からおよそ2年半にわたりシント=トロイデンVVに在籍していたが、2020/21シーズンにベルギー1部リーグで17ゴールを挙げるなど、海外でも本来のパフォーマンスを発揮。2022年に鹿島へ復帰すると、2023シーズンはJ1リーグで14ゴール5アシストをマークしている。
今もなおJリーグ屈指のストライカーとして活躍している鈴木だが、先月に『リクシルスポーツ』公式YouTubeチャンネルで公開されたチームメイトとの対談企画では、ホイブラーテンやショルツと対戦した時の印象について、以下のようなコメントを残していた。
「あの2人は堅い。集中力が高くて、ある程度のところはやらせてくれる部分があるんだけど最終的な部分をやらせない、嫌なセンターバックだった。あの2人と戦っている時がなんか一番楽しい。サッカーしてるなって感じがする」
そんな鈴木は今月29日時点で、ショルツとホイブラーテンのインスタグラムアカウントをフォロー。くわえてテレ玉制作の浦和レッズ応援番組『REDS TV GGR』でアシスタントを務める笹井千織さんのアカウントもフォローしている。
それだけにX(旧ツイッター)では、鈴木のインスタグラムフォロー欄がスクリーンショットにより拡散。「鈴木、まさかの浦和移籍?」「来たら大歓迎だけど…」「鈴木マジで欲しい。フロント頑張ってくれ」といったコメントが。「鈴木優磨」がトレンド入りするほどの反響ぶりとなっている。
ただ一方で、ショルツとホイブラーテンをフォローしていることに対して「鈴木はこの2人褒めていたからなあ」「単純にリスペクトを込めてじゃないかな?」などの声が上がるなど、鈴木の去就に関係ないとの見方もある。
なお浦和は28日に「2023シーズンの振り返りと2024シーズンに向けて」と題した声明を発表。今オフの補強計画について「チーム作りに関しては攻撃陣の強化が急務であり、最優先課題となります。具体的には、J1リーグで得点王を目指すことのできるストライカーと、年間10得点以上取ることのできる2列目の選手の獲得を目指します」と、FWホセ・カンテにかわるストライカー獲得の方針を打ち出している。
今月はじめには、ロシアW杯スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンをスウェーデン1部マルメFFから獲得する可能性も報じられた浦和。JリーグやACL、ベルギー1部リーグの舞台で結果を残した鈴木の獲得に乗り出すことはあるのだろうか。
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