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古橋亨梧の不振は旗手や前田の離脱が原因ではない?セルティックOB分析

古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、今月10日に行われたスコットランド1部リーグ第17節キルマーノック戦で2試合続けてスタメン落ち。韓国代表FWオ・ヒョンギュにレギュラーを明け渡す中、古橋のゴール数が伸びない要因をセルティックOBが分析している。

 古橋は昨季公式戦で30ゴール以上をマークするなど、絶対的ストライカーとして活躍。ただ今季は監督交代の影響もあり、ここまで8ゴールと得点力が低下。公式戦4試合連続ノーゴールと苦しむ中、今月6日の第16節ハイバーニアン戦でベンチスタートに。この試合でスタメン出場のオ・ヒョンギュが2ゴールと結果を残すと、キルマーノック戦でも77分からプレーも不発。チームも1-2と今季リーグ戦初黒星を喫した。

 この日本代表FWの不振ぶりは、日本のみならず現地でも話題に。かつてセルティックで中村俊輔氏とともにプレーしていたマーク・ウィルソン氏は、サッカー専門のYouTubeチャンネル『Clyde SSB』出演時に以下のようなコメントを残している。

 「リエル・アバダはいい選手だ。負傷離脱で長い間プレーしていないから、忘れられがちだ。でも古橋のゴール数を見たら分かるけど、アバダが攻め上がって(中に)カットしたところを古橋がゴールに流し込んでいるんだ」

 「アバダがいないのは寂しいことだと思う。もちろん、前田大然も逆サイドでうまく機能している。でも、アバダは古橋だけでなく、セルティックのチーム全体にとって、アシストやゴールへの関与の多さなど、非常に重要な存在だと思う」

 右ウイングを本職とするアバダは、今年3月のリーグ戦でハムストリングを負傷。一度は復帰したものの、今年9月のレンジャーズ戦で再びハムストリングに問題を抱えると、以降は公式戦全試合を欠場している。アバダの不在は、日本代表MF旗手怜央やFW前田大然の負傷離脱以上に、古橋の成績に影響を与えているかもしれない。