かつてマンチェスター・シティ、名古屋グランパス、ブラジル1部コリンチャンスなどでプレーしていた元ブラジル代表FWジョーが、先月末に現役復帰を果たした。
現在36歳のジョーは、コリンチャンス在籍時の2017シーズンにブラジル1部リーグの得点王に輝くと、翌年から名古屋でプレー。来日1年目にJリーグ得点王のタイトルを獲得するなど、絶対的ストライカーとして活躍したものの、2020年4月に無断で帰国。名古屋と契約中にもかかわらず、コリンチャンスと契約を結んだことで、日本のファン・サポーターから批判を浴びていた。
この契約問題を巡っては、国際サッカー連盟(FIFA)やスポーツ仲裁裁判所での裁判を経て、名古屋が勝訴。コリンチャンスとジョーに対して、賠償金260万ドル(約3億5000万円)の支払いを命じていた。
契約問題の裁判で敗れたジョーは、今年1月25日にサウジアラビア2部アルジャバラインへ加入も、環境面に対する不満を抱き、わずか5日後に退団。2月26日にはブラジルメディア『Radio 365』の番組出演時に「今日をもって、ジョーはプロサッカー界でのサイクルを終える」と、現役引退を表明していた。
しかしブラジルメディア『グローボ』によると、ジョーはブラジル・サンパウロ州北部の「Existente Futebol e Samba」に加入したとのこと。クラブも同選手の加入を公式発表しているが、契約期間や年俸等については明らかになっていない。
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