フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、28日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アトレティコ・マドリード戦で途中出場。メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが低調なパフォーマンスを露呈しただけに、同クラブOBはアルネ・スロット監督の起用法に疑問の目を向けている。
アトレティコ戦でスタメン出場のヒメネスは、後半開始早々に決定機を逃したほか、81分にオウンゴール。上田は0-1で迎えた後半キックオフからFWイゴール・パイシャオンに替わって出場。相手ディフェンダーとのマッチアップを制するシーンもあったが、ゴールを決めることはできず。チームも1-3と敗れ、グループリーグ敗退が確定している。
そんな中、フェイエノールト元監督のヴィレム・ファン・ハネヘム氏は、ヒメネスのプレーを批判するとともに、上田を擁護。オランダ紙『アルヘメン・ダフブラット』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「(CLアトレティコ戦における)ヒメネスのパフォーマンスはあまりにも酷い。あの試合を見ていて思ったが、あのパフォーマンスはわざとなのか?それともディエゴ・シメオネのせいなのか?」
「上田も本当にいいストライカーなのに、6分しかプレー時間を与えてもらえない時もある。酷くないか?確かにもうひとりのストライカーも良いが、上田は起きていなければならない」
なおファン・ハネヘム氏はアトレティコ戦前に、「ベンチにいる上田は、時々こう思っているだろう。『スロット監督は僕を何度かピッチに立たせて、5分よりもう少し長い時間プレーさせてくれたら、僕もすぐに得点ランキングのトップに立てるよ』とね」と、上田が指揮官に不満を抱いている可能性に言及していた。
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