浦和レッズ所属FWホセ・カンテは、今月29日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)武漢三鎮戦で決勝ゴールをマーク。今年12月のFIFAクラブワールドカップを最後に現役引退とみられていたが、ここにきて来年も現役を続ける可能性が浮上している。
同選手は今年3月に中国1部・滄州から浦和へ移籍。今季序盤はスーパーサブという立ち位置だったが、8月以降はリーグ戦でほぼ全試合スタメン出場。チーム最多の8ゴールを挙げたほか、2022/23シーズンのACL優勝に大きく貢献。浦和サポーターの心を掴む中、今月27日に今季限りでの現役引退を公式発表している。
そんなカンテは29日の武漢三鎮戦で後半途中からピッチに立つと、1-1で迎えた90分に左足のボレーシュートから豪快にゴールネットを揺らした。このカンテのゴールにより、浦和は2-1と勝利。最終節の身を残す中、グループステージ突破に望みを繋げている。
値千金の決勝弾により、ネット上でカンテの現役引退撤回を望む声も沸き起こる中、ギニアメディア『Guinee news』は「彼は引退前に代表チームに戻り、来年1月のアフリカネイションズカップでプレーしたいと考えている」と、来年も公式戦のピッチに立つ可能性を報道。
これによると、カンテ本人は「最後にギニア代表の一員として、アフリカネイションズカップでチームメイトをサポートできることを願っているよ。だから僕は代表監督の決断を待っているんだ。もし監督が僕のアフリカネイションズカップ参戦を望んでいるなら、それが現役最後の大会になるだろう」とコメントを残したという。
なおカンテは2016年11月のデビュー以降、代表戦28試合でプレー。今年6月にはアフリカネイションズカップ予選エジプト戦と国際親善試合ブラジル戦で途中出場も、9月以降は招集外が続いている。
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