Jリーグ 東京ヴェルディ

清水サポから疑問も!東京Vの“アウェイ冷遇”ルール話題。J1昇格POでも適用

東京ヴェルディの選手たちとゴール裏 写真:Getty Images

 J2リーグ3位の東京ヴェルディは今月25日、J1昇格プレーオフのジェフユナイテッド市原・千葉戦で2-1と勝利。国立競技場開催の決勝戦で4位清水エスパルスと対戦することが決まった。そんな中、東京Vホームゲームの観戦マナーが話題に。一部のファン・サポーターからは疑問の声も沸き起こっている。

 J1昇格プレーオフは準決勝、決勝ともにリーグ戦上位クラブのホームスタジアムで実施。味の素スタジアムで行われた東京V対千葉では、東京Vが前半34分にMF中原輝のゴールで先制すると、前半終了間際にはMF森田晃樹のヘディングシュートから追加点を奪取。千葉は後半33分にFW小森飛絢のシュートから1点を返したが、逆転には及ばず。東京Vが16年ぶりのJ1昇格へ王手をかけた。

 東京Vは味の素スタジアム開催のホームゲームにおける観戦マナーとして「ビジターチームのビッグフラッグの掲出及びそれに準ずる行為は禁止とさせていただきます。(準ずる行為の例:コレオグラフィー等)」と、クラブ公式サイトを通じてアウェイサポーターに案内。

 ホームゴール裏ではコレオグラフィーが実施されたほか、ビッグフラッグが掲出されたが、アウェイエリアではこうした行為が見られず。東京Vが定める観戦マナーを遵守した格好であるが、試合前にはネット上で「これがアウェイの洗礼か…」という声も上がっていた。

 また12月2日に決勝戦を控える中、東京Vの観戦マナーは清水サポーターやJリーグファンの間でも話題に。「国立でもコレオ禁止なのかな」「安全管理上の理由なのかな」にくわえて、「ホームだからとここまで規制する権利あるのか」「対戦相手にもコレオやらせてもいいのでは?」「謎のルール」など疑問の声も。中には「観戦マナーはあくまでも味の素スタジアム開催のものであり、国立競技場開催は含まれていない」といった主張も見られる。

 東京Vサポーターによるコレオグラフィーの美しさも見所のひとつとなったJ1昇格プレーオフの準決勝。同クラブの定める観戦マナーを巡って、今後議論が白熱しそうだ。