Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸フアン・マタの去就不透明か。英メディアが指摘した「不可解なこと」とは

フアン・マタ 写真:Getty Images

 セルティック所属DF小林友希の再獲得が噂されているヴィッセル神戸。今月25日に明治安田生命J1リーグ第33節の名古屋グランパス戦を控える中、元スペイン代表MFフアン・マタの去就が不透明と、海外で報じられている。

 マタはバレンシア、チェルシーなど欧州複数クラブでプレーしたほか、マンチェスター・ユナイテッド時代には元日本代表MF香川真司(現セレッソ大阪)とチームメイトに。2022/23シーズン終了後にトルコ1部ガラタサライを契約満了により退団した後はしばらくフリーの身だったが、今年9月3日に神戸加入が正式決定した。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやMFセルジ・サンペールらに替わる外国人選手として、ハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイとともに期待を集めていたマタだったが、9月16日のサンフレッチェ広島戦でデビューして以降、公式戦での出番はなし。今月11月5日の関西ステップアップリーグ・セレッソ大阪戦で鮮やかなスルーパスから決定機を演出したが、12日のJ1第32節・浦和レッズ戦では90分間ベンチから戦況を見つめていた。

 出場機会がほとんどないだけに、ユナイテッドの専門サイト『ユナイテッド・イン・フォーカス』は「今年夏に移籍したマタの人生は、計画通りには進んでいない。同じスペインのレジェンドであるイニエスタの足跡を辿ろうとしたが、プレー時間はわずか10分。彼の興奮は失望に変わった」と、マタの現状を特集。

 「不可解なのは、マタがケガをしていないことだ。コンスタントにベンチに座っている。純粋に(吉田孝行監督から)他の選手よりも好まれていないかもしれない」とした上で、「彼はプロフェッショナルであるので、プレーできない理由を間違いなく理解しているはずだ。Jリーグのシーズンは間もなく終わるが、彼が今後どうするのか分からない」と、去就不透明との見方を示している。

 なおマタと神戸の契約期間は今季終了後までと報じられている。ヴェーチェイと同じく出番が少ないだけに、契約満了により退団となる可能性も考えられる。