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J1浦和スコルジャ監督に中東行き浮上。本人の意思に反する可能性も

マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、今月12日に行われた明治安田生命J1リーグ第32節ヴィッセル神戸戦後、今季限りで退任の可能性が報じられているが、ここにきて中東行きの可能性が浮上。ポーランド1部レフ・ポズナン復帰報道も飛び交っている。

 スコルジャは2006年にポーランド代表のアシスタントコーチとしてドイツW杯に参戦。2012年にサウジアラビア1部アル・イテファクを率いたほか、2014年9月から2015年10月、2021年4月から2022年6月と2度にわたりレフ・ポズナンを指揮。2021/22シーズンにポーランド1部リーグ優勝後にレフ・ポズナン監督を退任すると、数カ月の休養期間を経て浦和の指揮官に就任していた。

 浦和は今季ここまで上位争いを繰り広げていたものの、先月28日の鹿島アントラーズ戦で0-0と引き分け。神戸戦での敗北により、首位神戸との勝ち点差が11まで広がり、残り2試合で優勝の可能性が消滅。試合後、スコルジャ監督退任報道が日本国内で飛び交っている。

 ポーランドメディア『Weszlo』は15日、スコルジャ監督の今後について「レフ・ポズナンはスコルジャが今後どうするのか、ポーランドに戻る選択肢はあるのかに興味を持っている」と、古巣復帰の可能性を伝えていた。

 しかし16日になって「サウジアラビア国内の有力クラブがスコルジャの招へいを検討」とリポート。スコルジャ氏が浦和監督退任の意向を固めた背景として「家庭の事情」があるとみられる中、同メディアは「スコルジャがレフ・ポズナンの監督を退任した時も、家庭の事情によるものと言われている。退任後は休養をとった。それにもかかわらず、サウジアラビアのクラブは来季も冒険を続けるよう説得する予定だ」としている。

 浦和は2022/23シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝クラブとして、今年12月開催のFIFAクラブワールドカップに参戦。開催地がサウジアラビアであるだけに、大会後にスコルジャ監督とサウジアラビア国内クラブが交渉のテーブルに着く可能性も考えられる。