日本代表・海外組 海外日本人選手

元神戸・小林友希がJリーグ復帰へ「レンタル移籍濃厚」セルティックで構想外

小林友希 写真:Getty Images

 かつてFC町田ゼルビアやヴィッセル神戸などでプレーしていたDF小林友希は、スコットランド1部セルティックで構想外に。来年1月のJリーグ復帰が現実味を帯びている。

 小林は昨年11月に神戸からセルティックへ完全移籍も、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと昨季は公式戦7試合の出場にとどまっていた。そして監督交代後も、今年7月に行われた日本ツアーの横浜F・マリノス戦で前半から失点に絡むなど、低調なパフォーマンスを露呈。その横浜FM戦で負傷退場すると、復帰後も公式戦で出番なし。ベンチ入りも9月3日のレンジャーズ戦のみだ。

 セルティックのセンターバック陣では、アイルランド代表DFリアム・スケールズが台頭。今季ここまでリーグ戦でほぼ全試合スタメン出場しているだけに、セルティックの専門サイト『セルティックスター』は「セルティックはスケールズとの契約延長を望んでいる」と伝えている。

 一方、小林については「彼はJリーグに復帰するだろう。ロジャーズ監督のプランには入っていない」とリポート。セルティックとの契約が3年以上残っていることから「レンタル移籍の可能性が高い」としている。

 なおロジャーズ監督は先月下旬の会見で「小林はこの夏にレンタル移籍でチームを離れていただろうし、離れる直前に怪我をしただけだ。彼は本当によく練習しているし、悪いことをしているわけではない。彼の態度は素晴らしく、本当に一生懸命仕事に取り組んでいる。だが、我々がプレー可能なセンターバックの数は限られている」と、同選手の構想外を示唆。

 英メディア『フットボール・スコットランド』は先月末に「スコットランドでの試合におけるフィジカルレベルに対応できるほど頑丈には見えない」と厳しい評価を下している。ロジャーズ監督が余剰戦力の放出を望んでいるとみられる中、どのクラブが小林の獲得に動くか注目が集まる。