リバプール所属の日本代表MF遠藤航は、今月12日開催のプレミアリーグ第12節ブレントフォード戦で、移籍後初めてフル出場。相手選手へのタックルでノーファウルだったことが物議を醸す中、現地ジャーナリストが同選手の弱点を指摘している。
今年8月にVfBシュツットガルトからリバプールへ完全移籍した遠藤。ユルゲン・クロップ監督から厚い信頼を寄せられているものの、今季ここまでリーグ戦ほぼ全試合でベンチスタートとなっていた。また今月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)トゥールーズ戦では先発出場も、低調なパフォーマンス終始。前半35分に相手の足を踏みつけてイエローカードを提示されると、40分には背後からのタックルでファウル。あわや2枚目のイエローカードが提示されるかというシーンだっただけに、現地メディアや識者からは同選手への厳しい声が飛んでいる。
クロップ監督はMFMFアレクシス・マック・アリスターが出場停止ということもあり、ブレントフォード戦で遠藤を先発起用。無失点に抑えるなど守備面で貢献したが、55分にコントロールミスからボールを回収しようとした際、MFクリスティアン・ノアゴーにスライディングタックル。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の末にノーカードだったが、ブレントフォード側からは判定への不満が沸き起こっている。
それだけに英公共放送『BBC』のポール・ソルト記者は、遠藤のスタメン出場に納得していない模様。ポッドキャスト番組『レッド・コップ』のインタビューで以下のようなコメントを残している。
「ブレントフォード戦のことだけを理由にしているわけではないが、私が彼を見たときはいつも、試合のペースについていけないように感じる」
「(ブレントフォード戦で)彼が退場にならなかったのは、彼のボールタッチの悪さが原因だった。彼はボールを取り戻そうとして、ノアゴーを捕まえたんだ。イエローカードが妥当だったと思う」
「ちょっと気になるのは、遠藤(のスピード)が試合のペースに対して遅すぎるか、試合のペースが速すぎるように見えることだ。彼のタックルには違和感があるが、試合のペースについていけていないことが原因であるのかは分からない。トゥールーズ戦でのプレーが悪かったから、ブレントフォード戦でプレーしたことには驚いた」
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