スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也は、今月11日に行われたリーグアン(フランス1部)第12節パリ・サンジェルマン(PSG)戦でフル出場。欧州屈指の強豪相手に本来のパフォーマンスを発揮しただけに、現地ではMF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF三笘薫(ブライトン)に匹敵するだけのポテンシャルを秘めた選手という見方もあるようだ。
伊東は昨年夏、ベルギー1部KRCヘンクから移籍金1000万ユーロ(当時約14億円)でランスへ完全移籍すると、加入1年目の2022/23シーズンから主力選手として活躍。今季もここまでリーグ戦全試合スタメン出場で2ゴール2アシストと結果を残している。
そんな中で迎えたPSG戦でも、右サイドで先発出場。7分にゴールネットを揺らした後、オフサイド判定で得点は認められなかったが、それでも再三にわたりドリブル突破からチャンスを演出。チャンスメイクのパス本数が両チーム最多の「8」と、劣勢の中でも気を吐いた。
それだけに、欧州のサッカー専門サイト『ブレイキング・ザ・ラインズ』のスタッフであるザック・ロイ氏は「伊東はもし4歳若ければ、5000万ユーロ(約81億円)以上の価値がある選手だ」と、X(旧ツイッター)で自身の見解を披露。
現地のファン・サポーターから賛同の声が上がっているほか、日本国内から「間違いなくスタッド・ランス攻撃陣の要」「ヘンクと契約延長していなければ、プレミアから声掛かっていたかも」などのメッセージも寄せられている。
なおドイツ発移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は先月中旬、日本人選手の市場価値ランキングを発表。三笘と久保が5000万ユーロで1位タイとなっているほか、MF鎌田大地(ラツィオ)が2700万ユーロ(約43億円)で3位に。伊東は1000万ユーロで12位タイだった。
大卒選手の伊東は現在30歳。チーム内でも年長者の部類に入る。ただそれでも高いレベルで好調を維持しているだけに、現地で着実に評価を上げているようだ。
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