スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也は、今月11日に行われたリーグアン(フランス1部)第12節パリ・サンジェルマン(PSG)戦でフル出場。PSGに所属する韓国代表MFイ・ガンインのパフォーマンスが今一つであっただけに、韓国でも「伊東とイ・ガンインの日韓対決は、伊東に軍配」との論調が広まっているようだ。
今季もここまでリーグ戦全試合スタメン出場と、ランスの主力選手として活躍している伊東。PSG戦でも右サイドハーフでスタメンに名を連ねると、7分にゴールネットを揺らしたものの、オフサイド判定で得点は認められず。それでも再三にわたりドリブル突破から好機を演出。チームは0-3と敗れたが、強豪相手に実力をいかんなく発揮していた。
一方、PSGの新戦力であるイ・ガンインは77分までプレー。伊東と競り合う場面もあったが、フランス代表FWキリアン・ムバッペがハットトリックで魅せる中、攻撃面で存在感を発揮できなかった。
すると韓国メディア『マネートゥデイ』は「PSG対ランスは、ミニ日韓戦として関心を集めた」とした上で「PSGが3-0と圧勝も、イ・ガンインは日韓戦で沈黙。伊東が活躍した」とリポート。
イ・ガンインのパフォーマンスについて「サイドから中央まで幅広く動いたが、存在感はなかった。サッカーサイト『FotMob』によると、シュート1本、キーパス2本、クロス成功本数1本と、攻撃面でのスタッツは期待していたものではなかった。評価7.4と、PSG出場選手の中で3番目に低かった」と綴っている。
その上で同メディアは「イ・ガンインとは異なり、伊東は縦横無尽に走り回った」と、日本代表FWを絶賛。「ゴールこそなかったものの、シュート2本、キーパスに至っては8本だ。くわえてドリブル成功回数は、両チーム最多の5回だ。『FotMob』はチーム内最高評価の7.8を与えている」と評した。
欧州リーグでの日本人選手と韓国人選手の直接対決を大々的に報じる韓国メディア。しかし伊東がイ・ガンインよりも良いパフォーマンスを発揮しただけに、この一戦では煽り表現を用いることなく、大人しい論調に終始している。
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