
波多野豪(V・ファーレン長崎)
FC東京から期限付きでV・ファーレン長崎へ移籍中のGK波多野豪。ここまで全試合にスタメンフル出場を果たしており、安定した働きでチームを支えている。高いセービング力はJ1で見せていたものと変わらず、プレーオフ圏を争うチームにとって頼れる守護神であることは間違いない。所属元であるFC東京では、正GKとして君臨していたGKヤクブ・スウォビィクに加え若いGK野澤大志ブランドンも成長著しく守護神の座を争っている。両GKの去就にもよるが、波多野にとって所属元に戻ることは再び激しいポジション争いに加わることを意味する。長崎にとっても、1年間ゴールを任せた守護神を失うことは怖いだけに、ぜひともチームに残したい存在と言えよう。

阿部海大(ブラウブリッツ秋田)
現在13位と昨年とほぼ同じ順位でシーズンを終えようとしているブラウブリッツ秋田。リーグ最下位の得点数ながらこの順位に居られることは守備陣の貢献によるところが大きい。そんな堅守の一角を担ってきたのが、ファジアーノ岡山から期限付き移籍中のDF阿部海大だ。高さ、強さ、速さを兼ね備え、タイプの異なる特徴的なJ2のFW勢を相手に高いパフォーマンスを発揮して秋田の守備を支えてきた。35試合と多くの出場機会を得ていることからも、阿部に対する信頼の高さがうかがえる。去就によっては来季、守備の要を1つ失うことを覚悟しなければならないだろう。

森海渡(徳島ヴォルティス)
今2023シーズン序盤、開幕から11戦未勝利と大幅に出遅れた徳島ヴォルティス。そこからなんとか持ち直し、J2残留を確定させている。そんな苦難のチームを救う活躍を見せたのがFW森海渡だ。シーズン序盤こそ出場機会が限られたものの、第10節からスタメンに定着するとここまでチームトップの12ゴールをマーク。高い決定力でチームを支えてきた。所属元である柏レイソルは現在残留争いの只中にある。FW細谷真大への負担も大きいことから、頼れるFWはすぐにでも欲しいところだ。徳島としては、来季再びJ1復帰を狙うためにも手放したくない選手だが、柏がすでに得点源の1つとして考えていても不思議はない。それほどまでに、今シーズン森が見せているパフォーマンスは高く評価できる。

小原基樹(水戸ホーリーホック)
夏には10戦無敗と好調さを見せ、一時は順位を上げた今2023シーズンの水戸ホーリーホック。終盤戦に入り失速しているが、サンフレッチェ広島から期限付き移籍中のMF小原基樹は攻撃への高い貢献を示している。サイドでは巧みなドリブルと正確なクロスでチャンスを演出し、中央付近では背後を狙う動きや強烈なミドルシュートを披露。6ゴール4アシストと10得点に絡む活躍を見せている。昨年は大卒ルーキーながらJ3で躍動し、今季はJ2で見事な働きを見せている小原。来季はついに広島でJ1デビューとなるのか、去就の気になる選手の1人だ。

武田英寿(水戸ホーリーホック)
浦和レッズから水戸ホーリーホックへ期限付き移籍中のMF武田英寿。リーグ戦終盤、連敗が重なり17位と苦しむ水戸で、今季ここまで9つのアシストをマークしてチームの攻撃を牽引してきた。流れの中のクロスやセットプレーなど、キック精度の高さを随所に見せて数多くのチャンスを創出。また、第9節の徳島ヴォルティス戦では、目の覚めるような鮮やかなボレーで印象的なゴールもマークしている(2-0)。多くのゴールに絡んでいるだけに、期限満了に伴い手放すには惜しい選手であることは間違いない。
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