AFCチャンピオンズリーグ Jリーグ

ACL覇者の浦和は?ACLE・ACL2出場枠割り振りを韓国関係者フライング発表

2022/23シーズンのACL優勝果たした浦和レッズ 写真:Getty Images

 2022/23シーズンに浦和レッズが優勝したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)は、2024/25シーズンから新フォーマットを採用。欧州サッカー連盟(UEFA)のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)を模した3階層になる。その新方式におけるJリーグクラブの出場権の割り振りを、韓国サッカー関係者が公式発表前に明かしている。

 アジアサッカー連盟(AFC)は今年8月、2024/25シーズンから始まる新たな大会の名称を発表。現在のACLにあたり、24クラブ参加のトップカテゴリーが「AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」と名付けられたほか、現在のAFCカップに相当する2番目のカテゴリーは「AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)」となっている。

 またJリーグクラブの出場枠は、ACLEに3チーム、ACL2に1チームとなっており、4チームともにグループステージにストレートイン。3番目のカテゴリーである「AFCチャレンジリーグ (ACGL)」への参加チームはないという。

 韓国メディア『ISスポーツ』によると、韓国では国内カップ戦優勝クラブをACLE、ACL2のどちらに割り振るかを巡り、韓国プロサッカー連盟と大韓サッカー協会で意見が食い違っているとのこと。

 この割り振りに関する議論が繰り広げられる中、韓国プロサッカー連盟幹部は『ISスポーツ』のインタビューで「サウジアラビアはリーグ1~3位がACLE出場権が与えられ、カップ戦優勝クラブがACL2に参戦する。日本はまだ公式発表していないものの、サウジアラビアと同じフォーマットを選択したと我々は聞いている」と語ったという。

 J1リーグは第31節終了時点で、ヴィッセル神戸が勝ち点「62」で首位を走り、2位の横浜F・マリノスが勝ち点2差で肉薄。3位には浦和レッズが勝ち点「54」でつけており、サンフレッチェ広島や名古屋グランパスなどと上位争いを繰り広げている。

 韓国プロサッカー連盟幹部の発言内容が事実である場合、神戸と横浜FMのACLE参戦がほぼ確実であるほか、浦和、広島、名古屋などにもACLE行きの可能性がある。一方、天皇杯では柏レイソルと川崎フロンターレが決勝へ進出。両クラブとも4位以下で今シーズンを終えることが確定しているため、決勝の勝者がACL2へ出場することになる。ただACL優勝クラブの扱いについては、依然として不透明とみられる。