Jリーグ V・ファーレン長崎

長崎のオファー拒否も…ブラジル人ルーカスにJクラブ関心。移籍金9億円か

ルーカス・ブラガ 写真:Getty Images

 ブラジル1部サントス所属のブラジル人FWルーカス・ブラガは以前、恩師ファビオ・カリーレ監督率いるV・ファーレン長崎への移籍が噂されたが残留。それでもここに来て再びJリーグ挑戦の可能性が浮上している。

 現在26歳のブラガは、左サイドを主戦場とするアタッカー。2019年7月からサントスでプレーしており、カリーレ監督の指導を受けていた。また2021年にはサントスと2026年までの複数年契約を締結。2022シーズンにブラジル1部リーグ38試合中22試合でスタメンに名を連ねると、今季もここまで16試合で先発出場。今年6月に1か月間ベンチ外と厳しい立場に置かれる時期もあったが、シーズン後半戦は本職の左サイドではなく、右サイドでレギュラーに定着している。

 ブラガの去就については、昨年にサントスが複数回にわたり長崎からの獲得オファーを却下したとブラジル国内メディアが報道。選手本人も今年1月、ブラジルメディア『ランセ』のインタビューで「エジプトのアル・アハリと長崎からオファーが届いた。でも、サントスはいずれのオファーも金銭面で満足しなかった」と、報道内容が事実であることを認めていた。

 ただブラジルメディア『Bola Vip』が今月5日報じたところによると、アメリカ、メキシコ、日本、ヨーロッパのクラブがブラガ獲得に興味を示しているとのこと。現時点でいずれのクラブもオファーを提示していないが、サントスは3000万レアル(約9億円)以上の売却益を望んでいるという。

 サントスは31試合を終えて10勝7分14敗。2部降格圏の17位ゴイアスから勝ち点2差の15位と残留争いに巻き込まれているだけに、今季の成績がブラガの去就に影響を与える可能性が考えられる。