元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表DF町田浩樹は、ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)の主力選手として活躍。先日にはMF遠藤航所属リバプールやMF本間至恩擁するベルギー1部クラブ・ブルッヘへの移籍が噂されたが、ここに来て今季終了後の移籍が既定路線との見方が現地で広まっている。
現在26歳の町田は、2021年にU24日本代表の一員として東京五輪に参戦すると、昨年1月に鹿島からユニオンSGへレンタル移籍。昨年夏に臀部を負傷して長期離脱を余儀なくされていたが、今年1月の公式戦で復帰すると、その後は出場機会を確保。今年夏、買い取りオプション行使によりユニオンSGへの完全移籍を果たすと、クラブ・ブルッヘからの関心が報じられたものの残留。今季はここまでベルギー1部リーグ戦13試合中10試合で先発出場している。
町田の去就については、ベルギーメディア『Voetbal』が先月下旬に「クラブ・ブルッヘ会長は来年1月に少なくとも1人獲得することを明かした。守備陣の強化を課題に掲げており、町田はクラブ・ブルッヘの求めるプロフィールに今まで以上にフィットしている」とリポート。
クラブ・ブルッヘがリーグ7位に低迷しているだけに「町田は守備力の向上という純粋なピッチ上での効果だけでなく、選手たちのメンタリティ、態度、労働意欲といったメンタリティーの部分でも、クラブ・ブルッヘを正しい方向へ導く可能性がある」と期待を寄せていた。
すると同メディアは今月5日、ユニオンSGセンターバック陣の現状を特集。今年夏にPSVアイントホーフェンからフリー移籍により加入したDFフェデ・レイセンについて「身体能力の高いディフェンダーだ。左利きのセントラルディフェンダーで、左サイドバックとしてもプレーできる可能性がある」と評価している。
その上で「町田は今シーズン終了後にトップクラブへの移籍を夢見る次の選手となりそうだ。つまり、レイセンがいるユニオンSGはすでに後継者を準備している」とし、今季ここまでリーグ戦3試合の出場にとどまっているレイセンが町田の後釜になるとの見通しを示した。
森保ジャパンでもDF冨安健洋(アーセナル)、DF板倉滉(ボルシアMG)に次ぐセンターバックとして評価を高めている町田。今月開催の北中米W杯アジア2次予選でも代表メンバー入りとともに、同選手のステップアップ移籍が期待される。
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