横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督は、スコットランド1部レンジャーズ行きの可能性が消滅も、イングランド2部ミルウォールFC行きが噂されている。そんな中、ミルウォールはレンジャーズ前指揮官であるマイケル・ビール氏の招へいも視野に入れている模様。ただビール氏は日本で指揮を執る可能性もあるという。
ミルウォールは今季ここまでリーグ戦14試合を戦って4勝5分5敗。18位に沈む中、3年以上にわたりチームを率いていたゲイリー・ロウェット監督が今月中旬に辞任している。
ロウェット監督の後任について、英メディア『グラスゴーライブ』は「ミルウォールはクラブOBであるマスカットの招へいを望んでおり、すでに交渉が行われている」とリポート。「マスカットは横浜FMから契約延長のオファーを提示されているため、説得が必要になる可能性がある」とした上で、マスカット招へいに失敗した場合にビール氏の招へいに動く可能性があると伝えている。
ただ一方で、ビール氏はレンジャーズ監督を解任された後、ビジネス特化型のSNS「LinkedIn(リンクトイン)」を更新。「この先2か月の間で、ブラジルを訪れて友人に会う。その後はMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のプレーオフを観戦して、最後にJリーグを観戦する予定だ」と投稿。ミルウォール行きが取りざたされているとはいえ、今後Jリーグクラブで指揮を執る可能性も考えられる。
ビール氏はレンジャーズ、アストン・ビラ時代にスティーブン・ジェラード監督の右腕としてチームを支えると、昨年11月にレンジャーズ指揮官に就任。しかし2022/23シーズンはライバルクラブのセルティックにスコットランド3冠を許すと、今季もスタートダッシュに失敗。9月30日の第7節アバディーン戦で今季スコットランド1部リーグ戦3敗目を喫し、今月はじめに解任されている。
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