サッカー日本代表「森保ジャパン」は今月、カナダ代表、チュニジア代表相手に連勝。MF久保建英(レアル・ソシエダ)やDF冨安健洋(アーセナル)らが活躍したが、韓国国内では欧州組に関する“日韓比較論”が噴出。来年1月開幕のAFCアジアカップにおける日韓戦実現を望む声も上がっているようだ。
先月9日のドイツ戦で4-1と勝利し、世界に衝撃を与えた日本代表。今月はMF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(SCフライブルク)、MF鎌田大地(ラツィオ)ら一部のカタールW杯出場選手が不在の中、13日のカナダ戦で4-1と地力の差を見せつけると、17日のチュニジア戦では被シュート本数を「1」に抑える堅守で2-0と勝利。今年11月開幕の北中米W杯アジア2次予選、来年1月のAFCアジアカップを前に好調をキープしている。
一方、FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)擁する韓国代表は、13日のチュニジア戦で4-0と快勝。17日のベトナム戦では6-0と大差をつけたが、韓国国内では力量に差があるとしてベトナム戦開催に対する懐疑的な意見が上がっている。
そんな中、韓国メディア『スポーツソウル』は「アジアカップを前に勢いに乗る日本と韓国、開催地カタールでの日韓戦に期待高まる」と見出しをうち、両国代表のここまでの戦いぶりを比較。
日本について「直近の国際Aマッチで6戦全勝。文字通り、破竹の勢いだ。6月のエルサルバドル戦を皮切りに、ペルー、ドイツ、トルコ、カナダ、チュニジアを下している。攻守のバランスもよく、6試合で24得点を挙げながら失点はわずか5だ。特にドイツ戦の結果を見れば、現在の日本のレベルを測ることができる」と、今年6月以降の国際親善試合における結果、内容を高く評価している。
その上で「日本の勢いと直近数試合のパフォーマンスを踏まえると、韓国よりも雰囲気は上と言っていいだろう。日本も欧州組が大半を占める黄金時代を迎えた。(欧州組の)質では韓国が上かもしれないが、量では圧倒的に日本が上だ」と持論を展開。
海外組の比較でFWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)、DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)が、MF三笘薫(ブライトン)をはじめ日本代表トップレベルの選手よりも優れていると主張した。
さらに『スポーツソウル』は「韓国は日本サッカーに劣ると評価され、プライドを傷つけられた。杭州アジア大会の決勝で日本に勝ったとはいえ、A代表の試合ではなかった」と悔しさを滲ませる。そして「アジアカップにトップレベルの選手が参戦すれば、本当の戦いになるかもしれない。(日韓戦が実現すれば)結果はともかく、興味深い一戦であることは間違いない」と、日韓戦の実現を願っている。
なおアジアカップのグループリーグでは、日本がグループDでイラク、ベトナム、インドネシアと同居した一方、韓国はグループEでバーレーン、ヨルダン、マレーシアと対戦。両国代表がグループ首位で決勝トーナメントへ進出した場合、準決勝までに対戦することはない。
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