プレミアリーグ(イングランド1部)ブライトン所属MF三笘薫の日本代表不参加が、比較対象となっている。トッテナム・ホットスパー所属FWソン・フンミンは、コンディションが万全でないにもかかわらず韓国代表のメンバー入り。13日の国際親善試合チュニジア戦で出番がなかっただけに、韓国メディアから厳しい意見が上がっている。
三笘は今季もブライトンの主力選手として活躍しているが、今月8日のプレミアリーグ第8節リバプール戦では低調なパフォーマンスに終始。当初は代表メンバーに含まれていたが、日本サッカー協会(JFA)は9日に同選手の不参加を公式発表。理由は「体調不良」としているが、英メディア『サセックスライブ』は「予防的措置だ」と伝えている。
一方、大韓サッカー協会(KFA)はソン・フンミンやDFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)など、主力選手が揃ってメンバー入り。韓国メディア『日刊スポーツ』はチュニジア戦前に、三笘の日本代表不参加に触れた上で「今月行われる2試合についてのみ考える韓国とは異なり、日本はエースと言っても選手の配慮を選択し、さらに先の戦いを見据えている」と綴っていた。
するとチュニジア戦では、ソン・フンミンが鼠径部の問題が解消しなかったため出番なし。MFファン・インボム(レッドスター・ベオグラード)も試合前のウォームアップ中、内転筋に違和感を抱えるなど、複数選手がコンディション不良により欠場した。
それだけに韓国メディア『スポーツワールド』は「日本は“エース”の三笘を代表メンバーから外し、彼に休養を与えた。北中米W杯、アジアカップを見据えた上での賢明な選択だ」として「選手のコンディション管理が重要だ」と主張。
「一方の韓国は、今回もベストメンバーを招集した。シーズン序盤から激しい戦いを繰り広げている欧州組の状態を考慮するのではなく、ベストメンバーで臨むという考えだった。しかし、ソン・フンミンなど複数選手をコンディション不良によりうまく活かすことができなかった」と、選手のコンディション管理という観点から“日韓比較論”を展開。日本に後れをとっているとして、KFAの判断を批判している。
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