第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)男子サッカー競技の準決勝では、U22日本代表が香港代表を4-0で下したほか、韓国代表はウズベキスタン代表に2-1で勝利。決勝の対戦カードが日韓戦となった中、韓国代表MFペク・スンホが日本のメンバー構成に言及している。
Jリーガーや大学生中心のメンバー構成である日本は、グループリーグ2戦2勝で決勝トーナメントへ進むと、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でミャンマー相手に7-0と大勝。準々決勝の北朝鮮戦では相手のラフプレーに苦しめられたが、2-1と勝利。準決勝では香港に地力の差を見せつけた。
一方、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)をはじめA代表招集歴のある一部選手を招集した韓国もグループリーグ全勝で決勝トーナメントへ。ラウンド16でキルギスを5-1で下すと、準々決勝では開催国・中国に2-0で勝利。ウズベキスタン戦ではラフプレーに遭う中でも接戦を制している。
オーバーエイジ枠で杭州アジア大会に参戦している韓国1部・全北現代所属のペク・スンホは、バルセロナ下部組織出身という実績の持ち主。韓国メディア『聯合ニュース』によると、同選手はウズベキスタン戦後の囲み取材で、以下のようなコメントを残したという。
「この大会が始まる前から、日本と対戦する可能性について何度も聞いていた。どこが相手であろうと、僕たちの目標は優勝。日韓戦になったことで、チーム全体のモチベーションが上がっているし、日韓戦実現を願う選手もいた」
「日本のメンバー構成は若い。ただそれでも彼らは常に組織的にクオリティも良い。決して油断してはいけない。ベストメンバーではないと言われているが、決してそう思わない。謙虚な姿勢で準備して、優勝という目標に向けてすべてを賭けるよ」
日本代表のメンバー構成については、韓国TV局『CBS』が「ベストメンバーを選ばなかったのは日本自らだ。メンバー選考については大会出場各国の自由だが、ベストメンバーで今回の杭州アジア大会に臨んでいないことに対する批判も存在する」と批判。
韓国代表OBで現役時代にボルシア・ドルトムントやトッテナム・ホットスパーなどでプレーしていたイ・ヨンピョ氏は、韓国TV局『KBS』のYouTubeチャンネルに出演した際に「優勝候補の本命が韓国なら、ウズベキスタンが対抗1番手。日本はウズベキスタンよりもはるかに弱い」と日本を軽視しているが、韓国代表の選手たちは日本を格下扱いしていないようだ。
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