ドイツ代表は昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で、日本代表に敗北。森保ジャパンとの再戦を今月10日未明(日本時間)に控える中、メンバー選考を巡って問題を抱えているようだ。
ハンジ・フリック監督率いるドイツ代表は、カタールW杯でグループリーグ敗退に終わると、今年3月以降は5試合を戦って1勝1分3敗。ベルギー代表やポーランド代表相手に敗れており、現地では「今月の日本戦、フランス戦の結果次第で監督交代」という報道が飛び交っている。
ドイツサッカー連盟(DFB)は先月31日、日本戦とフランス戦に臨む代表メンバー24名を発表。DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)やMFヨシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)など多くのカタールW杯出場選手が選出される中、MFレオン・ゴレツカ(バイエルン・ミュンヘン)が選外となった。
そのゴレツカが代表メンバー落選後、自身のインスタグラムアカウントを更新。「ここ数週間は再び本当に良い気分だった。再び成功への道を歩めるように、代表チームに貢献できることを本当に楽しみにしていた。フリック監督の驚くべき決定にかなり失望しているよ」と、メンバー選考に対する複雑な心境を綴ったのだ。
一方でドイツ紙『Badische Zeitung』は、ゴレツカの選外に触れるとともに「ドイツ代表はカタールW杯日本戦でハーフタイム直後に失点したが、イルカイ・ギュンドアンに代えてゴレツカを投入したことが失点の要因だ」と指摘。ゴレツカを戦犯扱いするとともに、フリック監督の采配に厳しい視線を向けた。ドイツ代表が自国開催のEURO2024(欧州選手権)や北中米W杯欧州予選を控える中、岐路に立たされている。
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