カターレ富山は26日にホームで行われた明治安田生命J3リーグ第24節・いわてグルージャ盛岡戦で0-2と敗北。誹謗中傷による「SNSやめる宣言」で注目を集めていたFW高橋駿太の投稿内容が反響を呼んでいる。
富山は今季序盤から好調を維持していたが、7月以降はリーグ戦で3勝1分5敗と足踏み状態。盛岡戦ではMF和田昌士に2度ゴールネットを揺らされ、今季2度目の連敗。首位の愛媛FCから勝ち点7差の2位につけているが、3位のアスルクラロ沼津とはわずか1ポイント差だ。
苦戦を強いられる中、クラブは今月14日に「SNS、インターネット掲示板における誹謗中傷、差別的な投稿について」と題した声明を発表。一部の所属選手に対する誹謗中傷、差別的投稿などが確認されたとして、法的措置を講じる可能性があると警告した。
高橋はクラブの公式発表直後、X(旧ツイッター)で「もうSNSやめます。家族や友人に迷惑かけてしまったので。あと、なんか言いたい事あるならいつも練習場にいるので直接言ってきてください。今までTwitter見て応援してくださった皆様ありがとうございました」と投稿していた。
それでも同選手は、盛岡戦後にXを更新。「もうSNSやめるって言ったけど、どうしても言いたいので言わせてください」と切り出し、ファン・サポーターにむけてメッセージを送った。
「今日の試合たくさんの方々がスタジアムに来てくれました。すごい雨の中でもたくさんの人がびしょびしょに濡れながら応援してくれてたのに、負けてしまい本当に申し訳ない気持ちと悔しい気持ちと情けない気持ちでいっぱいです。本当にすみません」
「来週またホームで試合あります。J2昇格するためにはもうこれ以上負けれません。僕は地元のカターレ富山が大好きだしサポーターも大好きです。連敗してるのに何言ってんだよって思われるかもしれないですけど来週こそ必ず勝ってみなさんに笑顔で喜んでもらえるようにまた明日からサッカー人生かけて一生懸命頑張るので来週もどうかスタジアムで応援よろしくお願いします」
「今なかなか勝てなくて苦しい時だけど、まだまだ昇格できるチャンスはあるし富山ファミリーみんなでこの苦しい状況を乗り越えて今年必ず昇格したいと思う。今日は本当に応援ありがとうございました」(原文ママ)
この投稿には、多くのサッカーファンが反応。高橋に対して感謝や激励のメッセージが多く寄せられているほか、富山の左伴繁雄代表取締役社長も「次もホーム。1週間で帳尻を合わせられるなんてオレたちはラッキーだ!3倍返しだからな」と反応。ハッシュタグ付きで「声あげてくれてありがと」と、同選手に感謝している。
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