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STVVシュミット・ダニエルがフランス移籍。鈴木彩艶が今節デビューへ

シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエルは、日本代表GK川島永嗣の古巣であるリーグアン(フランス1部)FCメスへ移籍する模様。27日のベルギー1部リーグ戦では、浦和レッズから期限付き移籍により加入したGK鈴木彩艶が公式戦で初めてプレーする見込みだと、現地で報じられている。

 シュミットは直近数シーズンにわたり、STVVの正守護神として活躍。先月にトルコ1部MKEアンカラギュジュやベルギー1部クラブ・ブルッヘへの移籍が噂されたが、両クラブの提示した移籍金額が低かったこともあり破談に終わったと報じられると、今季ベルギー1部リーグ開幕から4試合つづけて先発出場していた。

 しかしベルギー紙『Het Belang van Limburg』は26日に「シュミットはSTVV退団が確定したため、27日のサークル・ブルッヘ戦でベンチ外だ。FCメスへの移籍は間もなく完了する」とリポート。選手サイドとFCメスが個人合意に達していることを伝えた上で、「来年6月に契約が満了となるシュミットの移籍金を獲得できるかどうかは、今が勝負だ」と綴っている。

 FCメスは1980年代から90年代にかけて、国内カップ戦を2度制した古豪。直近10年間で1部昇格と2部降格を繰り返す中、昨季は2部リーグを2位で終えて、1年での1部復帰を果たしている。

 以前から何度もステップアップ移籍への思いを語っていたシュミット。今年夏の移籍期間終了まで残り数日である中、フランスに新天地を求めることになりそうだ。