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小川航基、2戦連発もトップ下起用?オランダNEC監督示唆。ドスト優遇も

小川航基 写真:Getty Images

 横浜FCからNECナイメヘンへ期限付き移籍した日本代表FW小川航基は、オランダ1部リーグ開幕から2試合連続でゴールをマーク。新天地で好スタートを切っているが、元オランダ代表FWバス・ドストの加入により、ポジション変更を余儀なくされるかもしれない。

 小川は先月4日にナイメヘンへ加入すると、プレシーズンマッチで立て続けにゴールを決めるなど猛アピール。今月13日のオランダ1部リーグ開幕戦で60分にコーナーキックからのヘディングシュートでゴールを奪取。19日の第2節ヘラクレス戦でも前線1トップのポジションで先発出場。2試合つづけてゴールをあげたが、チームは連敗を喫している。

 するとナイメヘンは今月23日にドスト獲得を公式発表。小川はブンデスリーガやプリメイラリーガ(ポルトガル1部)での実績が豊富なストライカーとのポジション争いを強いられることになった。

 そんな中、ナイメヘンのロジェール・マイェル監督は27日の第3節RKCバールバイク戦でのドスト起用を明言。オランダ紙『De Gelderlander』によると、指揮官は小川とドストが一緒にプレーする可能性について、以下のようなコメントを残したという。

 「ドストと小川が一緒にプレーできるかどうかは、まずトレーニングで確認する必要がある。小川は横浜FC時代に2人のストライカーを配する『5-3-2』のシステムのもとプレーすることもあった。それにプレシーズンでは“10番”(トップ下)でプレーすることもあった」

 小川は今季開幕から結果を残し続けているものの、場合によってはプレースタイルの変更が求められる可能性もある。ただ一方で、マイェル監督にも両ストライカー共存にむけての解決策が求められている。