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菅原由勢にプレミア移籍浮上「個人合意へ障害なし」移籍金18億円か

菅原由勢 写真:Getty Images

 オランダ1部AZアルクマール所属の日本代表DF菅原由勢に、ステップアップ移籍の可能性が再浮上。プレミアリーグ(イングランド1部)フラムからの関心が現地で報じられている。

 英紙『デイリーメール』の報道によると、フラムはオランダ代表DFケニー・テテがバイエルン・ミュンヘン移籍に近づいている現状を踏まえて、菅原への関心を強めているとのこと。同紙は「菅原はプレミアリーグ移籍を望んでいる」と選手サイドの意向を伝えた上で、「クラブ間合意には至っていないが、選手サイドとの個人合意にむけて問題を抱える可能性は低い」としている。

 また菅原の移籍金は1000万ポンド(約18億3000万円)と見積もられている模様。フラムはレスター・シティ所属DFティモシー・カスターニュもリストアップしているが、現時点ではカスターニュよりも菅原の獲得を優先するという。

 菅原は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、右サイドバックのレギュラーに定着。昨季はオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では12試合中11試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてベスト4入りに大きく貢献していた。

 また昨季終了後には、ポルトガル1部スポルティングCPやリーグアン(フランス1部)スタッド・レンヌへ移籍が噂されたものの、立ち消えに。菅原本人は先日、日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演した際、以下のようにステップアップ移籍への思いを語っていた。

 「もちろんプレミアリーグ(イングランド1部)は行ってみたいなと思うんですけど、セリエAとか面白いかな。(2020年12月のUEFAヨーロッパリーグで)ナポリと対戦した時、ナポリのスタジアムが良くて。普通にガチ面(フルメンバー)で試合をしたんですけど、『意外にやれるな』と。それから『イタリア行きたいな』という気持ちが芽生えた感じですね」