日本代表FW中村敬斗は今月、オーストリア1部LASKリンツからスタッド・ランスへ完全移籍。リーグアン(フランス1部)開幕戦でデビューを飾っているが、DF酒井宏樹(浦和レッズ)やDF長友佑都(FC東京)の古巣クラブも中村の獲得を目指していたようだ。
中村はベルギー1部シント=トロイデンVVなど複数クラブへのレンタル移籍を経て、2021年8月にガンバ大阪からリンツへ完全移籍。昨季オーストリア1部リーグ戦で14ゴール7アシストをあげると、リバプールやアイントラハト・フランクフルトからの関心が報じられる中、今月10日にランスと5年契約を締結。開幕節のマルセイユで途中出場すると、20日開催の第2節クレルモン戦では伊東とともに先発出場している。
そんな中、フランスメディア『Score』の報道によると、オリンピック・マルセイユも中村に関心を寄せていた模様。同メディアは攻撃陣の補強が進んでいないマルセイユの現状について、以下のように綴っている。
「米国人オーナーはクリスチャン・プリシッチの獲得を夢見ていたが、ミランへ移籍した。中村やドディ・ルケバキオ(ヘルタ・ベルリン)の名前も挙がったが、具体的なものはなかった」
なおマルセイユは昨年の時点でアタッカーの獲得を目指しており、伊東への関心が複数回にわたり報じられていた。しかしランスのウィル・スティル監督は今年6月に伊東の残留を明言。マルセイユとしては、日本人選手獲得のチャンスを立て続けに逃す格好となっている。
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